[JM:02537] [POST: RO] LDP_man-pages strftime.3

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 6月 22日 (火) 00:16:49 JST


元木です。

フィードバックを反映したものを出してから、一ヶ月以上経ちました。
自分で再度読み直して現バージョンで OK と思いましたので、
リリースにしたいと思います。
前回投稿したものと内容は変わっていないので、メールへの添付は行いません。
あとでコミットしておきます。

On Tue, May 11, 2021 at 11:04 PM Akihiro Motoki <amoto****@gmail*****> wrote:
>
> 遅ればせながら strftime.3 のドラフトを更新しました。
> フィードバックを踏まえて draft/man3/strftime.3 と original/man3/strftime.3 を添付します。
>
> tar.gz には jm-check-strftime.3.html が含まれていますが、
> これは私が翻訳のチェックのときに原文と翻訳を見比べるために使っているやつです。
> 参考までに載せておきます。以前から手元では使っています。
>
> On Sun, May 2, 2021 at 1:12 AM Akihiro Motoki <amoto****@gmail*****> wrote:
> >
> > 元木です。
> >
> > strftime.3 の更新はそのうちやります。すぐには気が進まないので。
> >
> > On Sat, May 1, 2021 at 9:00 PM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote:
> > >
> > > 長南です。
> > >
> > > 用語についてだけ。
> > >
> > > 主に JIS X 0301 を参考にしました。これは、ISO 8601 の翻訳に元号についての
> > > 記述を付け加えたものだそうです。
> > >
> > > 最初に ISO 8601 については、「標準」というより「規格」の方がよいと思います。
> > > JIS X 0301 でも ISO 8601 について「原国際規格」と呼んでいます。
> >
> > うーん、どうするのがいいんでしょうね。好みの問題?
> > デファクト標準、デジュール標準、というのはよく使う用語だと思うので、
> > standards は「標準」と訳しています。
> > specification は「規格」にしていることが多いです。
> >
> > standards =「規格」にするなら、LDP 全体で統一した方がいいでしょう。
> > 私はしませんが、やりたいならどなたかにお任せします。
> >
> > > ○ century
> > >
> > >    たとえば、%C の説明の
> > >
> > >    The century number (year/100) as a 2-digit  integer.
> > >
> > >    2 桁の世紀を表す数字 (year/100; 西暦年の上 2 桁)。
> > >
> > >      私も date の info では「世紀」と訳しましたが、その時もどうにか
> > >      ならないかなあと思っていました。実際には、世紀マイナス 1 ですから。
> > >
> > >      上の例なら、「(西暦の or 年の) 世紀の部分に当たる 2 桁の整数 (year/100)」と
> > >      「部分」を入れると、少しはごまかせるかもしれません。
> > >
> > >      JIS X 0301 では「百年代」と言っています。引用すると、
> > >
> > >        参考  原国際規格の "century" は、世紀ではなく、百年の単位を表し、
> > >             "百年代" と訳した。グレオリオ暦で表示した年数の下位 2 けたを
> > >             除いた残りの 2 けた。
> > >
> > >      でも、「百年代」は耳慣れない言葉なので、JIS の訳だと言っても、使えるかどうか。
> >
> > 落とし所としては、「世紀に対応する 2 桁の整数 (year/100)」くらいですかね。
> > 「百年代」は JIS を読むなら我慢しますが、それ以外の場面だと ??? となってしまいますね。
> >
> > >
> > > ○ era, era-based
> > >
> > >      「年代」または「年号」と訳していらっしゃいますが、「年代」はちょっと
> > >      無理だと思います。明治時代とは言っても、明治年代とは言わないでしょう
> > >      (それとも、言うかな)。明治初年代となら言いますが。
> >
> > 苦し紛れなので、ご指摘もっともです。
> >
> > >
> > >      令和に変わったとき、年号 (JIS では元号) をどこで設定しているのか、調べた
> > >      ことがあります。/usr/share/i18n/locales/ja_JP 中の era という文字列で
> > >      始まるところなんですね。それで、こんなことをやってみました。
> > >
> > >        $ cd /usr/share/i18n/locales/
> > >        $ grep -l '\bera\b' ./*
> > >        ./ja_JP
> > >        ./km_KH
> > >        ./lo_LA
> > >        ./th_TH
> > >
> > >      km_KH は、カンボジア、lo_LA はラオス、th_TH はタイ。この三国は、
> > >      お釈迦様の没年、またはその翌年を元年とする仏暦 (仏滅紀元とも言う)
> > >      も使っているそうです。これがこの三国にとっての era (Buddhist era)。
> > >
> > >      そこで、era や era-based は、「年号、元号」ですむところは、それでよい
> > >      として、ほかのところは、「西暦以外の紀元 (名) や年号」などと説明的に
> > >      訳しておけばよいのではないでしょうか。「西暦以外の紀年法 (の名前)」とも
> > >      言えますが、「紀年法」は、あまり使わない言葉かもしれません。また、場所に
> > >      よっては、「西暦以外の年数表記 (表示)」で済むかもしれません。
> >
> > 「西暦以外の年数表記」という案はいいですね。
> > これをベースに登場箇所を見て統一感が出せるように考えてみます。
> > 「紀元」は起点を表すので少し違うと思います。
> >
> > >
> > >      ヒジュラ暦の紀元はどうなっているんでしょう。/usr/share/i18n/locales の
> > >      ar_EG (エジプト) にも fa_IR (イラン) にも era という項目はありませんでした。
> > >
> > > ○ NOTES から
> > >
> > >    ISO 8601 week dates
> > >
> > >    ISO 8601 の週・曜日表記 (Week Dates)
> > >
> > >      JIS X 0301 の「3. 定義」に「3.3 暦日付 (date, calendar)」
> > >      (「こよみひづけ」と読む)に対して、「3.5 暦週日付 (date, week)」
> > >      という項目があります。
> > >
> > >      「暦日付 (date, calendar)」の説明は、「暦年、暦月及び暦月の中の
> > >      序数によって指定される暦上の特定の日の日付」。
> > >
> > >      「暦週日付 (date, week)」の方は、「その暦週が属する暦年、暦年の中の
> > >      その暦週を表す序数及びその暦週の中の序数によって指定される暦上の
> > >      特定の日の日付」。見出しの「ISO 8601 week dates」は、これでは
> > >      ないでしょうか (ISO 8601 の原文と対照できると、はっきりするのですが)。
> > >
> > >      なお、備考として「暦週は、しばしば週とも呼ばれる」と書いてあります。
> > >
> > >      このパラグラフでは、曜日の表記のことは語っていないので、「ISO 8601 の週」
> > >      だけでよいのではないでしょうか。あるいは、ちょっとピンと来ないところは
> > >      ありますが、JIS に合わせて、「ISO 8601 の暦週日付」。
> >
> > 落とし所としては「ISO 8601 の暦週日付」でいいような気がします。
> > 最終的には、ISO 8601 week dates における年の扱いについて説明しているだけですが、
> > day の話もしているので、暦週日付でいい気がします。
> >
> > 訳すときにも調べたのですが、何度読んでも「暦週」とか「暦週日付」といった用語が
> > 頭に入って来ないので、投げ出したい気分です。 calendar week とか英語の方は
> > すんなり入ってくるのですが。。。これだから翻訳は嫌になるw
> >
> > >
> > > ○ %G の説明から
> > >
> > >    The ISO 8601 week-based year (see NOTES)
> > >
> > >    ISO 8601  週単位表記の年 (week-based year; 「注意」の節を参照)。
> > >
> > >      他にも出てきますが、この「週単位表記の年」というのが、ピンときません。
> > >      週単位で年を表したら、52 週や 53 週がその値になるのではありませんか。
> > >      もっとも、「週を単位として年の始めと終わりを決める、その年。すなわち、
> > >      一年は月曜日から始まり、日曜日で終わる」というふうに単位という言葉を
> > >      使っているのなら、「週単位表記の年」も「週単位の年表記」も「週を単位に
> > >      使う年表記」も間違っているとは言えません。でも、よく考えないと何のことか
> > >      分からない弱点があります。
> >
> > 「ISO 8601 で定義された週」を単位として年が切り替わる、という意味で
> > ISO 8601 week-based と言っているのだと思います。
> > 微妙かもしれませんが、これを使うひとは ISO 8601 week を使った表記は
> > 知っているはず、年を週の数で数えることはない、という前提にたてば、
> > ある程度は理解できるだろうと思って、今の表記にしていました。
> >
> > ただ、「ISO 8601  週単位表記の年」とかくと、日本語での空白の関係上
> > 「ISO 8601」と「週単位表記の年」に分けて受け止めることもあるので、
> > 「週単位表記の年」ってなんだ?って疑問を持つことも分かります。
> >
> > 下のコメントに通じるところがありますが、
> > 「ISO 8601 (の) 週」だと分かるようにするのが最低ラインだと思います。
> >
> > >      むしろ、based を素直に訳して、「ISO 8601 の週を基にする年の表示」
> > >      とでもした方が感じが出るのではないでしょうか (これだって、説明して
> > >      もらわなければ、どういうことか分かりませんけれど)。「ISO 8601 の
> > >      (規定している) 週番号に基づいた年 (の表示)」と「週番号」を出して
> > >      しまう手もあるかもしれません。
> > >
> > >      まあ、「単位」でも「基にする」でも、分かりにくいことにたいした違いはない
> > >      と言えば、そのとおりですけれど。
> >
> > 「ISO 8601 の週を基にする年の表示」でいいような気がします。
> > どのみち ISO 8601 の YYYY-Www-DD (2004-W14-4) 形式の表記をこの短いフレーズで
> > 説明するのは無理ですし、%G を使うのは ISO 8601 の YYYY-Www-DD 表記を知って
> > いるという前提を持ってよいのではないでしょうか。プログラミングする立場としては、
> > ISO 8601 というキーワードから %G にたどりつければいいだけだと思いますので。
> >
> > > マニュアルに変更のあったところだけでなく、他のところもざっと目を通しておいた
> > > 方がよいと思います。自分の経験から言っても、直したくなるところが、いっぱい
> > > 出てくると思います。もっとも、だからこそ、そんなことはしたくないというのも、
> > > よくわかりますが、今の自分ならこんな訳は絶対にしないという箇所が案外あるものです。
> >
> > 一通り全文は読んでいますよ。
> > でも、自分が内容を全部知っているので、その文章で理解できてしますのです。
> > レビューするときは何も知らない自分に戻ってしなさいと言いますが、
> > 片手間に片付けようとすると、うまくいかないものです。
> > 今の自分は長南さんの情熱に応えられそうにないです。。。。


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