[Ultramonkey-l7-develop 564] Re: UltraMnokey-L7の機能追加について

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森下徹 moris****@nttco*****
2009年 10月 29日 (木) 17:00:46 JST


中居様
関係各位

森下です。いつもお世話になっております。

コメントをいただきながら、
回答が遅くなり申し訳ありません。

以下、インラインで失礼します。

中居憲久 さんは書きました:
> 森下様
> 
> 中居です。
> お世話になっております。
> 
> ポイントにてコメント入れさせていただきます。
> 
> 
>> ご指摘のMultiQueueへの対応ですが、竹林様の指摘どおり
>> インタフェース等が固まっていないこともあり、
>> Thread構成の検討なども含めて、次回開発以降で改めて検討する
>> ことになりそうです。
>>
>> ThreadPoolについてはご指摘どおりですので、採用する方向で
>> 検討したいと思います。
> 
> 先週木曜日にOSSCのフェルナンド様のご尽力により、Japan Linux Symposiumに
> てLinuxのNetworkメンテナのDavid.S-Miller様とMQのメンテナのHerbert-Xu様と
> 話し合いの場を設けさせていただきました。
> 参加したのは
> 
> David.S-Miller(RedHat), Herbert-Xu(RedHat),Fernando Luis Vazquez Cao,中
> 野,竹林,岡田,中居(順不同敬称略)
> 
> そこで今取り組んでいるLinuxでのNetworkでの実装の解説及び、問題点などの意
> 識のすりあわせが出来たと思います。
> 従って、インタフェースのすりあわせの件についてはある程度めどがついていま
> すし、LinuxKernel側の問題点(これについてはFernando様がPatchを書いてくだ
> さるそうです)も改善されつつあります。
> これは別メールで詳しく資料化いたします。
> 
> ただ、Thread構成はプロトコルモジュールへの呼び出しの形自体を規程するた
> め、次期開発以前にMQの構成を考慮したthread構成を取っておかないと構成変更
> は難しいかと思います。

情報、およびカーネルへの働きかけありがとうございます。

Thread構成については、現在VirtualServiceごとに
ClientからRealServerまでの処理(上り?)を行うスレッドと
RealServerからClientまでの処理(下り?)を行うスレッドを
複数起こして処理させることを考えています。

今開発ではこの構成とし、次回開発以降で更にMultiQueueへの対応
を進めていきたいと考えております。

>> 回答:
>> 今回は現SSLProxyの機能をそのまま組み込むことを考えており、
>> HTTPSのみの対応で考えています。
>>
>> 組み込む方法は、「l7vsd に組み込む」方法を考えており、
>> VirtualServiceにSSLを扱う、扱わないの属性を付与し、
>> SSL/非SSLの接続、通信処理を共存させて処理することを
>> イメージしております。
>> (プロトコルモジュールのイメージではありません)
>>
>> 組み込まれたSSL機能は、デコード後のデータを各Protocolモジュールに
>> 渡してこれまでどおりの処理を行うことを考えていますので、
>> SSLでもパーシステンス等の処理ができるよう考えています。
>> ラウンドロビンしかできないということはない考えです。
> 
> VirtualServiceの状態マシンが拡張されると考えてよろしいでしょうか?
> ただ、各ProtocolModuleにも影響範囲は及びますよね?
> 例えば、SSLIDモジュールをSSLModeのVirtualServiceで駆動することは意味がな
> いですから、ProtocolModuleの属性としてVirtualServiceのModeで適用できる、
> 出来ないと云うものを持つ必要があり、かつ読み込み時(?)にエラーとして出力
> できないといけませんよね?
> また、SSLの通信はトンネリングですからrecv/sendの状態マシンの考察としても
> 単純に処理出来きず、状態遷移が結構複雑になるかと思います。

ご指摘どおり、SSL用に状態を追加し、各ProtocolModuleにも
対応処理を組み込むのが良い形と考えますが、開発規模がかなり
増大することが予想されます。
なので、今開発では開発期間を考慮し、SSL用の状態と非SSL用の
状態を分けずに共通的に処理させる方法で実現したいと考えて
おります。

次期開発以降で、状態マシンの拡張について検討したいと
思います。

SSLIDモジュールに対するSSLMode時の扱いについては、
今開発の実装において検討いたします。

>> アクセスログはApacheで出力しているaccess_logのようなもの
>> をイメージしています。中居様ご指摘のMultiLogとは、どのような
>> ことを指しているのでしょうか?
> 
> 現状のloggerでは1log固定ですよね。
> でも、apacheのlogではerrorlog等、logはserviceごとにまた、
> 種類によっても出力できますよね。

l7vsdのログとして、既存のログと、アクセスログを
別ファイルで出力することを考えています。
アクセスログには、
時間、sourceのIP:PORT、virtualserviceのIP:PORT、destinationのIP:PORT
などの情報を出力することを考えており、serviceごと、種類ごとに
ファイルは分けず、1ファイルへの出力を考えています。

以上、よろしくお願いいたします。




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