2.10.0 リリースノート


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新機能と注目ポイント

約483の問題を解決した2.10.0リリースへようこそ - 新機能、改良、およびバグ修正などを含みます。

    • Javaの1.7のサポートを追加しました。
    • JCRコンポーネントにconsumerを追加しました。
    • Eclipseによって報告された警告を減らすための内部コードをクリーンアップしました。
    • camel-testからcamel-test-springコンポーネントにSpring Testingを移動しました。
    • CamelのProperty PlaceholdersはCamelルート内の組み込み式をサポートしました。
    • XML DSLに不足しているXPath言語のオプションが追加されました( XPathエンジンを使用するためのコントロールとセットなど)。
    • XPath言語にオプションlogNamespacesを追加しました(メッセージから検出された名前空間のINFOログを持たせる)。これは、XPath式が(しばしば名前空間の競合により)期待どおりに動作しない問題のトラブルシューティングに使用することができます。
    • JMSコンポーネントに追加されたreplyToCacheLevelNameオプションは、JMS上で要求/応答を行う際に永続的な応答をするコンシューマのためのキャッシュ・レベルのコンフィギュレーションを可能にするものです。一部のメッセージ・ブローカーは、キャッシングがうまく動作しないため、ユーザーはCACHE_NONEこのオプションを設定する必要があります。
    • ANTの構文を使用して、容易にinclude/excludeフィルタを指定できるように、FileとFTPコンポーネントにantIncludeとantExcludeオプションを追加しました。
    • Java ScalaのためCamelアーキタイプ は、Springの依存関係を持つプロジェクトを生成しなくなりました。
    • SQL上のJdbcMessageIdRepositoryは、カスタムSQLステートメント/クエリを使用するよう改善されました。
    • .properties.fileのような存在しないプロパティの場所が見つからないといった内容を無視できるよう、Propertiesにオプションが追加されました
    • CamelアプリケーションのJMX命名を非常に簡単にカスタマイズ・制御できるよう、<camelContext>にmanagementNamePattern属性が追加されました。詳細はCamelJMXを を参照してください。例えば、OSGiの環境で、MBeanの名前の一部としてバンドルしたくない場合、明示的にmanagementNamePatternを設定することができます。
    • SolrInputDocumentsのサポートと同様に、Solrへのストリーミングアップデートのサポートを追加しました
    • XMLベースのインデックスの更新をサポートするために、Solr にSolrJ DirectXMLRequestのサポートを追加しました。
    • CamelMail にて、replyToオプションのサポートを改善しました。
    • JettyコンポーネントにtraceEnabledオプションを追加しました。あなたのJettyのエンドポイントに対してHTTP TRACEの呼び出しを許可するかどうかを制御することができます。
    • Camel Mavenのアーキタイプは、プロジェクトがテストへの準備とMavenから任意のWARNSを修正するよう洗練されました。
    • 一つのJMX呼び出しで、容易にXMLとしての全体パフォーマンスの統計情報を取得できるように、JMXにdumpRouteStatsAsXmlメソッドを追加しました。
    • Graceful Shutdownは、今より積極的に、シャットダウン時にタイムアウトが発生した場合、メッセージや再配信の継続的な処理を拒否するようになりました。
    • ルート上の独自サービス(やEIPs)がシャットダウンの準備のためにカスタムコードを実行できるようにShutdownPrepared SPIを追加します。
    • camel-archetype-javaのCamel Mavenアーキタイプは現在、純粋なJava DSLベースのプロジェクト(もはやSpringではありません)になりました。
    • JMSコンシューマは、メッセージの処理中にスローされた、捕捉されない例外のロギングの冗長性を低減しました。ロギングの冗長性を微調整するerrorHandlerLoggingLevelとerrorHandlerLogStackTraceオプションが追加されました。
    • MDC loggingキーとしてMessageIDをを追加しました。
    • 改良されたCamelのトランザクション・ エラー・ハンドラ は、再配信メッセージ(例えば、JMSブローカーから)に対しロギングで特定と相互関係をよりよく示すことができるようになり、またより読みやすいログを作成するようになりました。
    • SpringWebSerivicesに、Webサービスを呼び出すときに読み込みタイムアウトを指定するためのタイムアウトオプションが追加されました。
    • Type Converterレジストリは、型コンバータを探すときに起こりうる、同時実行での競合のために最適化されました。
    • 改善されたSimple言語は、Predicates内で浮動小数点数をよりよく操作することができます。
    • 起動および停止時に、INFOレベルのログがより少なくなり、Camelの冗長性が低減しました。
    • JT400コンポーネントにキーデータキューのサポートを追加しました。
    • Idempotent Consumerは、重複したメッセージ数の監視やリセットの操作をできるように、JMXに登録されました。
    • JMXに登録されているスレッドプールは、Camelがそれらをシャットダウンしたときに登録解除されるようになりました。Camelがそれ自身をシャットダウンしたときに、すべてのMBeanはJMXから登録解除されることに注意してください。この改善は、実行時にルートが削除されたような場合に、よりしっかりとスレッドプールの登録を解除するために行われています。
    • onExceptionの定義の中でuseOriginalMessageを活用する場合、CamelはJmsMessageのメッセージヘッダをコピーするようになりました。
    • mockEndpointsAndSkipをAdviceWithとテストキットに追加しました。
    • FileおよびFTPコンポーネントは、フィルタリングのディレクトリをサポートするようになりました。GenericFileクラスのisDirectoryメソッドは、ファイルの消費を加速させ、不要なディレクトリをスキップするために使用することができるようになりました。
    • SMPP接続はHTTPプロキシ設定を構成することにより、HTTPプロキシを介してトンネリングすることができるようになりました。
    • Camelは、動的にルートを開始するとき、同じEndpointからの複数のコンシューマ上になんらかの違反がないか、チェックするようになりました。以前は、このチェックは、Camle起動時のみに発生しました - 今では常に発生します。
    • ConsumerTemplateまたはProducerTemplateを停止すると、シャットダウンするまで開放されない可能性のあるリソースのクリーンアップのために、キャッシュの停止とシャットダウンを行うようになりました。
    • ScheduledPollConsumerは、ConsumerTemplateを停止するときなどに 、よりしっかりとスレッド・プールをシャットダウンするようになりました。
    • 非同期のJMSコンシューマ(例えばルート)を開始できるように、JMSにオプションasyncStartListenerを追加しました。 JMSコンシューマは、JMSブローカーへの接続を確立するために長い時間を要する場合には、ブロッキングを回避するために使用することができるようになりました。
    • Wire Tapは、エンドポイント にタップされたメッセージを送信する時のエラー処理をサポートするようになりました。
    • JAVA APIで新しいskipFirstLineオプションが提供されているのと同様に、XML DSLのCSVデータフォーマットにautogenColumns、configRefとstrategyRefオプションを追加しました。
    • Validatorコンポーネントは、リソーススキーマが解決できない要素を参照している場合、失敗してより適切なエラーメッセージを出力するようになりました。
    • JDBCコンポーネントから生成されたキーを取得するためのサポートを追加しました。
    • Spring3.1.x.のサポートが追加しました。
    • retainFirstとretainLastオプションをモックコンポーネントに追加しました。
    • 改善されたSimple言語はブラケット(括弧)表記を使用して、ヘッダを参照できます。
    • jsch 経由のscp:protocolのサポートを追加しました。
    • JSON にPOJOをマーシャリング誘導)するときに、特定のフィールドを除外するためのサポートを追加しました。JacksonとGSONライブラリの両方で使用可能になりました。
    • JMS上の要求/応答を実行するときに、タイムアウトチェッカーの頻度を設定できるようになりました。
    • JavaのDSLは、一般的に使用されている述語と式を持ち、build-in DSLから簡単に述語を使用できるように改善されました。
    • Aggregate EIPは現在TimeoutAwareAggregationStrategyアグリゲーション・ストラテジーをサポートするようになりました。
    • デフォルトインジェクタは、@Produce、@Consume、@ EndpointInjectフィールド等を注入するためにBeanのポスト処理を行うようになりました。
    • camel-run Mavenプラグインは現在、OSGiのBlueprint アプリケーションの動作をサポートするようになりました。
    • 型コンバータのレジストリ(JMXにアクセスできる )に使用率の統計が追加され、Camelがシャットダウンされると記録されます。
    • JMXは、MBeanをサーバにメンバ登録する際に、MBean名を変更するWebSphereのようなサーバとよりよく動作するように改善されました(Camelが現在内部マッピングテーブルを持っています)。
    • すべてのEIPはCamelの枠を超えて、JMXの使用率の統計情報を提供するようになりました。
    • FIleおよびFTPのConsumerは、本当のロックを取得中に発生した例外と同様に、org.apache.camel.spi.ExceptionHandlerで扱えるようになりました。独自例外ハンドラの使用例については、Fileページを参照してください。
    • デフォルトのLoggingExceptionHandler上で、ERRORからWARNにロギング・レベルを下げることができるようになりました。
    • 共有ネットワークドライブ等からファイルを取得する場合のトラブルなど、consumerに発生する例外(ルーティングエンジンの外)に対処するために、ルーティングエンジン エラー・ハンドラを使用する FileとFTPのようなconsumerを許可するconsumer.bridgeErrorHandlerなどオプションを追加しました。詳細はFileページを参照してください。このオプションは、 camel-coreからのDefaultConsumerを拡張しているすべてのconsumerに適用されます。
    • FileとFTPエンドポイントに、eagerMaxMessagesPerPollオプションが追加されました。ファイルに完全なソートを実行し、また同時にプールを制限することができます。
    • テンプレートにHTTPリソースを使用しているXSLT 、 Velocity 、 FreeMarkerの 、StringTemplateコンポーネントは、クエリパラメータをサポートするようになりました。
    • 非整列化操作は、POJOsのリスト(1つだけの場合はPOJOを直接)返すのと同様に、あなたは使用されているなタイプが何かを目立たせるために、Bindyによってクラスのタイプを指定することができるようになりました。簡単に操作/使用できるようになりました。
    • Tokenizerにgroupオプションを追加し、複合されたNラインによって塊を分割するなど、Nの数の部品を組み合わせることによるSplitterでの分割を容易にしました。
    • Camelは現在、今後のKaraf 3のリリースと互換性があります。
    • Exchangeをエンドポイントに送信する前に、イベントを発生するようにEventNotifierExchangeSendingEventを追加しました。これにより、前と後の両方のイベントが存在します。
    • Simple言語のくだけた構文チェックは、開始トークンがが明示的に設定された場合のみ機能をスキャンします。これは"式"のようなJSONを容易に許容します。
    • Simple言語で、\文字を使用して値をエスケープするためのサポートが追加されました。
    • Scala上で新たな新しいコンポーネントを を作成するための、Camel Mavenアーキタイプを追加しました。
    • XML DSL上のLanguagesに、式の値をトリミングの制御とXMLタグから空白ノイズを除去を実施するために、トリムオプションが追加されました。
    • 変更、名前変更およびfileLockのようなreadLockストラテジーのため、マーカー・ファイルが常に使われていて、他のコンシューマからファイルがピックアップされないような、共有ドライブ上でのconsumerの競合支援するよう、Fileコンシューマを改善しました。たとえば、クラスタ環境を持っていて、複数のCamelアプリケーションが、”readLock=changed"の共有ドライブからファイルをピックアップするような場合です。
    • readLock =changedのFileコンシューマは、進行中ファイルとして、長さゼロのファイルを考慮するようになりました。
    • 一度だけ設定することによってSpringとCamelのプロパティのプレースホルダの橋渡しを簡単にすることができる、新しいBridgePropertyPlaceholderConfigurer Beanタイプが作られました。
    • セッション状態が変更された時にコールバックを受信するorg.jsmpp.session.SessionStateListenerを参照するため、SMPP コンポーネントが改善されました。
    • コネクション・プーリングにJT400コンポーネントが追加されました。
    • Restletコンポーネントは、スレッドプールサイズを設定するときなど、Restletのサーバパラメータを設定することができるようになりました。
    • JMX上のCamelContext MBeanは、全ルートの集約されたパフォーマンス統計を表示するようになりました。
    • PropertyPlaceholderを使うとCamelでのテスト時に、プロパティをオーバーライドすることが簡単になりました。単体テストのソースコード自体の中から直接プロパティを提供するのと同じように、設定管理サービスを使用してOSGi Blueprintによる単体テストからプロパティを提供することが簡単になりました。
    • Nettyは共有および非共有のエンコーダとデコーダの両方をサポートするよう改善されました。
    • Nettyは、プロキシのユースケースをサポートするよう改善されました(例えば、from(netty).to(netty) )。
    • 集約されたExchangeが完了したときにコールバックするよう、AggregatorEIPに、CompletionAwareAggregationStrategyが追加されました。
    • スケジュールされたポーリングのコンシューマと、FIleやFTPのようなポーリングベースのコンポーネントは、そのコンシューマの共有/独自・スレッド・プールを使用することができるようになりました。例えば多くのfileルートを持っていた場合、現在のスレッドプールを共有し、JVMの全体的なスレッドの数を減らすことができます。
    • 最適化されたBean式はBeanインストロペクションをキャッシュし、その後の評価を高速にします。


修正済みの問題

    • 実行時に動的に多数のルートを追加および削除するときのメモリリークを修正しました。詳細については、FAQをご覧ください。
    • ディレクトリの開始にダブルスラッシュを使用する際の、FTPコンシューマ内の潜在的なNPEを修正しました。
    • InterceptSendToEndpointで、when述語とskipSendToEndpoint = trueを一緒に使用したとき 、述語が真であった場合のみ送信をスキップするのを修正しました。
    • メソッド名の中で直接のBean Bindingでは、メソッドの呼び出し式が正常に動作しないに問題を修正しました。
    • OSGi Blueprintを使うとき、XPath式で独自名前空間を使用する問題を修正しました。
    • スキーマファイルでxs:インポート:XSをサポートするValidationを修正しました。
    • Poll Enrichタイムアウトが明示的に構成されていないときにブロックモードを使用するよう修正しました(誤って非ブロッキングモードを使用していました)。
    • Threads EIPが拒否されたポリシーを処理するために、 Exchangeが確実にUnitOfWorkを終了し、レジストリから登録解除されるよう修正しました。
    • DelayerがXML DSLを利用した際、delayを定義するためのBean式を使うと動かない事象を修正しました。
    • JMSコンシューマが、メッセージの処理中に捕捉されない例外がスローされたとき、ErrorHandlerが設定されていない場合、デフォルトでクレームを出さないよう修正しました。
    • Simple式で文字列のトリムの問題を修正しました。
    • 受信者リストが、存在しないコンポーネントにより、エンドポイントへエラーハンドラをトリガしない問題を修正しました。
    • JMX内でロードバランサの統計情報を更新するよう修正しました。
    • waitForTaskToComplete=Alwaysによって設定されたSEDAプロデューサが、途中で処理することもできるon-completionのタスクが引き渡されない事象を修正しました。
    • SpringのXMLを利用したSimple言語のための、独自のスタート/エンドトークンの設定についての潜在的な問題が修正されました。
    • 型コンバータのNaN値が整数値に変換されている問題を修正しました。
    • HTTP 、 HTTP4 とJettyプロデューサが空の値を持つExchangeヘッダに対し、空のHTTPヘッダを送信する事象を修正しました。
    • いくつかのEIPのカスタム・スレッド・プールのプロファイルの設定における問題を修正しました。
    • JMX上でプロセッサのパフォーマンス統計を更新しない原因である、インターセプトの問題を修正しました。
    • UsingPropertyPlaceholderをサポートするために埋め込まれた<redeliveryPolicy>が<errorHandler>を使用する問題を修正しました。
    • OSGi Blueprintで<redeliveryPolicy>と<redeliveryPolicyProfile>を使用する問題を修正しました。
    • Load Balanceのフェールオーバーが、以前の試行が成功した試行に逆伝播されないよう、フェイルオーバーを試行する前にメッセージの保守コピーを実行するよう修正しました。
    • アプリが正常にシャットダウンしなかった時(たとえば、クラッシュなど)、永続的な(クラスタ化されていない)ジョブストアを使ってQuartzを利用しているアプリケーションを再起動した時の問題を修正しました。
    • プロパティのプレースホルダと一緒にコンシューマエンドポイントを使用する場合、interceptFromのようなインターセプタが動かない問題を修正しました。
    • 発出停止のタイマータスクによるものではない、Timerコンシューマのsuspend/resumeの問題を修正しました、
    • Nettyプロデューサが送信に既存の接続を再利用する問題を修正しました。これは、送信されるメッセージごとに新しい接続を再作成することを避けます。
    • パラメータなしのメソッドを呼び出すためにメソッド名が明示的に宣言された、OGNL表記を使用して呼び出されるSimpleのオーバーロードされたメソッドの問題を修正しました。
    • 2回ではなく、例外のたびに一度だけ評価されるonExceptionの述語の継続と処理を修正しました。
    • ThrottlerとDelayerEIPsがエラーハンドリングの反応によらない、実行時の最大値/遅延式の失敗を評価する時、失敗する問題を修正しました。
    • メールの添付ファイル付きのメッセージは、エラーハンドラが 2 +の再配信の試行を行うときに失われたように見えることがあることを修正しました。
    • JAXBを使用して失敗した型変換が、後続の試行を同様に失敗したと見なされるようにする可能性がある問題を修正しました。
    • ダイナミックルータ EIPにより状態を格納するために利用できるよう、ヘッダーとExchangeプロパティーを維持するため式を呼び出すメソッドを修正しました。
    • 文字iの大文字/小文字があるトルコ語のような言語で、エンドポイントを設定するのにURIを使用する時の固定ロケールの問題を修正しました。
    • charsetがファイルエンドポイント上に構成されたとき、ファイルを読み書きする問題を修正しました。
    • メッセージタイプをDefaultMessageへリセットすることによって、convertBodyToが transformとsetBodyとして内部的に動作しない問題を修正しました。
    • ループを使用してコピーすると例外が発生する問題を修正しました。
    • Fileコンシューマがdonefilenameを利用すると、NOOP = trueが設定されているdoneファイルに対して自動削除しない問題を修正しました。
    • サーブレットが、通常のASCII範囲外のUnicode文字を使用してデータの不正なコンテンツの長さを送り返す問題を修正しました。
    • JettyHTTPプロデューサー(クライアント)が、ブリッジモード(例えば、プロキシのような)で使用されている場合に、ストリームが破損する可能性がある問題を修正しました。
    • JettyHTTPコンシューマ(サーバ)がは、チャンクを無効にした場合に、ストリームが破損する可能性がある問題を修正しました。
    • camel-bluprintとEventNotifier(そしてこのlist上のbean)のためのbeanが準備できていないCamelContextを注入すると、blueprintコンテナがサービスを待ってハングする問題を修正しました。
    • Bindyがデフォルトのロケールを使用せず、明示的に設定されている場合のみロケールを使用するように修正しました。
    • Restletが、ルーティング中にヘッダを伝播しないよう修正しました。
    • Quartzコンポーネントを使って、単一のJVMで同じCamelContext名を持つ複数のCamelのアプリを実行していると、間違ったCamelContextを選択するジョブを引き起こす問題を修正しました。
    • そのエンコードされた値(例えば25%)を使用して%記号を指定し、%記号それ自身をサポートするためのURIの正規化を修正しました。
    • 宛先解決が例外が原因で失敗すると、JMSプロデューサがCamelエラー・ハンドリングをトリガするよう修正しました。
    • 各JVMではなく、各CamelContextの共有スレッドプールを使う非同期再配信のエラーハンドラ を修正しました。
    • 追加ヘッダーがダイナミックルータ EIPをJMSのルートが使用するとき、setHeaderを使用するそれを失う問題を修正しました。

新しいEIPs(エンタープライズ統合パターン)

新しいCamelKarafコマンド

    • Add camel:camel:endpoint-listは、Karaf/ServiceMixにデプロイされた Camel Context 内で、全ての使用可能なCamelエンドポイントのリストを追加します。

新しいコンポーネント

    • camel-avro -Apacheのavro統合用
    • camel-aws -Amazon Webサービス内でのDynamoDB統合用
    • camel-beanio - フラット構造化された形式にオブジェクトをマッピングするデータ形式
    • camel-cdi -依存性の注入(JSR299、330)でのCDIコンテナ内でのApache Camelをデプロイ用
    • camel-core - 開発およびテストを目的とした、新しいサポートスタブエンドポイントのための新しいサポート
    • camel-core -同じJVM内の異なるCamelContext間の同期メッセージング用の新しいダイレクト-VM (例えば、CamelContexts間のトランザクションのサポートのため。)
    • camel-fop -Apache FOPを使用した、メッセージの別の出力へのレンダリング用
    • camel-gson -Google GSON projectを使用したJSONデータ形式の提供
    • camel-guava-eventbus -CamelとGoogle Guava EventBusインフラストラクチャの間の統合ブリッジを提供
    • camel-hbase -HBaseとの統合を提供
    • camel-jsch -jschを利用するセキュア・コピー
    • camel-mina2 - camel-mina2はCamel2.11にリファクタリングする予定のため、移行が必要な場合は自己責任で利用してください
    • camel-mongodb -MongoDBの統合用
    • camel-spring-batch -CamelでのSpring Batch利用
    • camel-ssh -SSH サーバ上でコマンド実行用
    • camel-test-blueprint -Blueprintルートのテスト用
    • camel-test-spring -Springルートのテスト用
    • camel-twitter -Twitter統合用
    • Camelwebsocket -WebSocket統合用

DSLの変更

新しいアノテーション

新しいデータ形式

    • camel-avro -Apache Avro統合用
    • camel-beanio -フラット構造化された形式へのオブジェクトのマッピング用
    • camel-gson -Google GSON projectを使用したJSONデータ形式を提供

新しい言語

新しい例

    • camel-example-ssh
    • camel-example-twitter-websocket - Websocketにて、Webページにツイートのライブ更新をプッシュするためにTwitterを使用する方法の例示
    • camel-example-console -初心者向けにコンソールからの入力を読み取る方法の例示

新しいチュートリアル

APIの変更/削除

    • org.apache.camel.spi.ShutdownStrategyに、shutdownForcedとforceShutdownメソッドを追加しました
    • ShutdownAware上のprepareShutdownにboolean値のパラメータを追加しました
    • コンテキストスコープのエラーハンドラを設定するために、RouteBuilderErrorHandlerメソッドがvoidを返却するようにしました
    • 独自の開始と終了トークンを利用するSimpleLanguageコンストラクタを削除しました独自トークンを設定するには、changeメソッドを利用するようにしました
    • LifecycleStrategyにonThreadPoolRemoveとonErrorHandlerRemoveメソッドを追加しました
    • OnExceptionDefinition上でretryWhile(式)を削除しました:retryWhile(述語)を使用するようにしました
    • Nettyのデフォルトの実装に依存するよう、Nettyエンドポイント上のcorePoolSizeとMaxPoolSizeのオプションを削除しました
    • CXFRS上のresourceClassesオプションのクラス名を区切るためのセミコロン(;)のサポートを廃止しましたカンマ(,)をサポート(Camel標準)しました
    • 変換時に例外を無視して、標準的なconvertToメソッドとして動作するtryConvertToメソッドをTypeConverterに追加しました
    • 型の変換中に例外が発生した場合、TypeConverter上のconvertToメソッドはTypeConversionExceptionをスローするようにしました
    • 型の変換中に例外が発生した場合、メッセージ上のgetBody(type)とgetHeaderメソッド(name,typ)メソッドはTypeConversionExceptionをスローするようにしました
    • Simpe言語の、JavaのDSLの式をトリミングを削除しました。代わりに、XMLタグから空白ノイズを除去するためのXML DSLのトリムオプションを導入しました。
    • exchangeに既に追加されているか確認するため、UnitOfWorkとExchangeにcontainsSynchronization追加しました

ユーザに影響を与える可能性がある、内部/非APIのリファクタリング

    • Camelエンドユーザーが使用するべきでないものとして、CamelContextからsetManagementNameメソッドを削除しました
    • isTransactedRedeliveredメソッドをExchangeに追加しました
    • isDirectoryメソッドをGenericFileに追加しました
    • Nettyの抽象クラスClientPipelineFactoryServerPipelineFactory内のAPIを変更しました
    • TypeConverterRegistryにgetStatisticsメソッドを追加しました。またレジストリがServiceを拡張しやすくなりました
    • charsetが設定されたconvertBodyToは、Exchangeプロパティ(Exchange.CHARSET_NAME)のcharsetを反映しません。(そうでなければペイロードの二重変換につながる可能性があります)
    • GenericFileProcessStrategyにabortメソッドを追加しました。
    • camel-mailは、 JRE6以降のJVM上に組み込まれたものとして、javaxのアクティベーションJAR上の依存関係を除外しました。
    • URIの正規化において、事前の既存の% decimalエンコード値の検出がよりよくなりました 。

報告されている問題

    • Tracerは、 onCompletionやインターセプトを使用しているときなど、幾つかの状況においてすべての詳細を出力することはできません
    • プロジェクトはMavenを使用して、サイトを完璧に構築することはできません(例えば"mvn site"の実行)。プロジェクトがMavenのサイトを使用していない場合、これを修正する方法はありません。
    • WARファイルとしてCamelを実行するとき、JBoss 7は警告をログに出力する可能性があります。

依存関係のアップグレード

    • AHC 1.6.5→1.7.5
    • AWS 1.2.2→ 1.3.10
    • Commons-codev1.4→1.6
    • Commons-net2.2→3.1.0
    • CXF 2.5.1→2.6.1
    • EHCache2.4.3→2.5.1
    • FreeMarker2.3.18→2.3.19
    • Google App Engine1.5.0→1.6.6
    • Groovy 1.8.5→1.8.6
    • Hadoop 0.20.203.0→1.0.3
    • HTTP4 core 4.1.2→4.1.4
    • HTTP4 client 4.1.2→4.1.3
    • Hazelcast 1.9.4.4→2.0.2
    • Hawtbuf 1.7→1.9
    • Jackson1.9.2→1.9.7
    • Jackrabbit2.2.4→2.2.11
    • Jasypt 1.7→1.9.0
    • Javax Mail1.4.4→1.4.5
    • Jersey1.10→1.12
    • JClouds 1.3.1→1.4.0
    • Jettison1.3→1.3.1
    • Jetty7.5.3→7.5.4
    • JRuby1.6.6→1.6.7
    • jsch 0.1.44→0.1.48
    • JuEL2.1.3→2.1.4
    • Kratti 0.4.1→0.4.5
    • Logback 1.0.0→1.0.6
    • Lucene3.0.3→3.6.0
    • MyBatis 3.0.6→3.1.1
    • Nettty3.2.6→3.5.1
    • OGNL 3.0.2→3.0.4
    • QPid0.16→0.12
    • QuickFix / J 1.5.1→1.5.2
    • Resetlet 2.0.10→2.0.14
    • SNMP 1.8.1→1.10.1
    • Solr3.5.0→3.6.0
    • Shiro1.1.0→1.2.0
    • Stringtemplate 3.0→3.2.1
    • Spring3.0.6 →3.0.7/3.1.1
    • SpringIntegration2.0.5→2.1.2
    • SpringSecurity3.0.7→3.1.0
    • Spymemcached 2.5→2.8.0
    • Tagsoup 1.2→1.2.1
    • Woodstox 4.1.1→4.1.2
    • XStream1.4.1→1.4.2
    • XMLSecurity1.5.1→1.4.5

アップグレードする際に考慮すべき重要な変更点

    • Spring Testingはcamel-testからcamel-test-springコンポーネントに移動しました。
    • skipSendToEndpoint=trueとwhen述語の組み合わせは、スキップ条件を動作させます(今までは無条件のスキップに頼っていた可能性があります)。
    • スレッド名のパターンは、UsingPropertyPlaceholderとの衝突を避けるために、トークンが変更されました( スレッドモデルの詳細についてを参照)。
    • Poll Enrichでは、利用できるもメッセージがなく、明示的なタイムアウトが設定されていない場合、ブロックされます。
    • lazyLoadTypeConverter = trueのオプションは非推奨であり、将来のリリースで削除されます。ベストプラクティスは、Camelをブートストラップしている間に型コンバータをロードすることです。
    • Camel Test kitの型コンバータのロードは速くなりました。
    • MDC logginのキーは"camel"の前に付与されています。
    • Wore TapはJMXから宛先変更することはできなくなりました。
    • CamelはTypeConverterやMessageなどのAPIから、呼び出し元にTypeConversionExceptionをスローすることで、型変換の失敗が高速化します。Message APIのgetBody(tyep)などが例としてあげられます。
    • Camelは型変換のためのjava.beans.PropertyEditorのサポートを廃止しました 。これらは、遅く、スレッドセーフですが、クラスパス上にサードパーティのJARを利用することで、java.beans.PropertyEditorをインストールするのと同じような副作用を引き起こす可能性があります。
    • ファイルを読み書きするためのエンコーディングの明示的な指定には、Fileコンポーネント上のcharsetオプションを使用します。
    • Sourceをビルドするために、Maven3.0.2以上が必要です。

通知

    • Apache KarafにApacheのCamel2.10.0をデプロイする場合、Apache Karaf 2.2.5以降の一部である "jre.properties.cxf"構成を使用することを強くお勧めします。例えばcamel-cxfと camel-sorubg0wsでは、これをインストールできるようにする必要があります:他の機能も同じかもしれません。

ディストリビューションを取得する

説明ダウンロードPGP署名ファイルのダウンロード
Windowsディストリビューションhttp://www.apache.org/dyn/closer.cgi/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0.ziphttp://www.apache.org/dist/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0.zip.asc
Unix / Linux / Cygwinのディストリビューションhttp://www.apache.org/dyn/closer.cgi/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0.tar.gzhttp://www.apache.org/dist/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0.tar.gz.asc

上記のURLで使用しているリダイレクト

上記のURLはあなたのダウンロードに適したミラーにリダイレクトするために、Apacheのミラーシステムを使用しています。

一部のユーザーで、一部のブラウザのバージョン(Safariブラウザなど)での問題が発生しています。

上記URLからのダウンロードがうまく動作しない場合は、Firefoxを使用してみてください。

ソースディストリビューションを取得する

説明ダウンロードPGP署名ファイルのダウンロード
ソースディストリビューションhttp://www.apache.org/dyn/closer.cgi/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0-src.ziphttp://www.apache.org/dist/camel/apache-camel/2.10.0/apache-camel-2.10.0-src.zip.asc