
今回の記事では、2025年度版おまとめローンのおすすめランキングと、会社別の金利比較や審査に通りやすい傾向について調査しました。
さらに、おまとめローンに申し込む際の注意点やデメリットも紹介。
おまとめローンは消費者金融や銀行からの借り入れを一本化するためのローン商品として、多数の金融機関で展開されています。
全国銀行協会の調査報告「銀行カードローンに関する消費者金融意識調査」によると、銀行カードローン利用者のうち、おまとめローンを利用している人は24.4%でした。
加えて、28.7%の人がおまとめローンの利用を検討したという結果が出ています。
銀行カードローン利用者の半数以上は、借入先の候補としておまとめローンを検討している計算です。
大手消費者金融5社はおまとめローンのニーズに応え、、各社独自のおまとめローンを用意しています。
おまとめローン利用時のポイントもまとめたので参考にしてください。
おまとめローンのおすすめランキング!おまとめローン利用時における各社の金利を比較【2025年度版】
ローン商品は数多くありますが、その中でも2025年におすすめしたいおまとめローンをランキングにして選んだ、5社それぞれの金利や申込条件は以下の表です。
| ローンの扱い | 借入限度額 | 金利 |
|---|---|---|
| アイフルのおまとめMAX (おまとめローン) |
1~800万円 | 3.0~17.5% |
| 横浜銀行カードローン (カードローン) |
10万円~1,000万円(10万円単位) | 1.5~14.6%(変動金利) |
| 東京スター銀行 スターワン乗り換えローン (おまとめローン) |
30~1,000万円 | 9.8%、12.5%、14.6%(いずれか固定) |
| プロミスのおまとめローン (おまとめローン) |
1~300万円 | 6.3~17.8% |
| イオン銀行カードローン (カードローン) |
10~800万円 | 3.8~13.5% |
今回の記事でおすすめしているおまとめローンでは、以下2つの条件を元に選択しランク付けを行っています。
- 消費者金融カードローン(年率18.0%)に比べて低金利
- おまとめ目的で利用できる
おまとめ目的の利用が可能なローンとは、大別すると以下の2つに分類できます。
| 種類 | 概要 |
|---|---|
| おまとめローン | 複数の借り入れを1つにまとめることを目的とした専用ローン |
| カードローン | おまとめを目的に利用できる、一般的なカードローン |
カードローンは資金使途に制限がないため、現在抱えている借り入れを1本化する目的での利用が可能なケースもあります。
上記で紹介しているイオン銀行や横浜銀行のカードローンなら、おまとめ目的で借り入れが可能です。
おまとめローンをどこで利用するか迷っている人なら、上記5つから自分に適したローンを選択しましょう。
加えて、複数社から借り入れがあるAさんの実例を元に、現在の支払状況やおまとめローンの利用によりどれだけ支払いの総額が変わるのかを比べます。
事例)複数社から借り入れがあるAさんの現在の状況
| 借入先 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 50万円 | 18.0% | 15,000円 | 194,862円 |
| B社 | 70万円 | 17.8% | 18,000円 | 351,341円 |
| C社 | 80万円 | 18.0% | 21,000円 | 395,936円 |
| 合計 | 200万円 | - | 54,000円 | 942,139円 |
金額試算:ご返済シミュレーション|アイフル
シミュレーション|プロミス
順を追って利息や返済金額について算出し、自身の借入状況と照らし合わせながら各社のおまとめローンを比べてください。
アイフルのおまとめMAXは早急におまとめしたい人におすすめの最短即日融資対応
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 1~800万円 |
| 金利 | 3.0~17.5% |
| 申込条件 | ・満20歳以上 ・定期的な収入と返済能力がある |
| 担保、連帯保証人 | 不要 |
アイフルのおまとめMAXは、通常のカードローンと同じく最短即日の融資にも対応しています。
現在抱えている借り入れの返済日が直近にあり、早急におまとめしたい人におすすめです。
上限金利は17.5%と高めですが、カードローンの18.0%に比べると0.5%低金利です。
おまとめローンでの借入金額が100万円を超えるときは、適用金利が15.0%以下になります。
貸金業法により、カードローン金利の上限は借入金額ごとに決められています。
現在金利18.0%前後で借り入れを行っている人なら、利息の負担を3.0%以上減らせます。
返済の最長期間は10年のため、高額融資でも月々の返済負担を抑えられる借入方法がメリットです。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% A社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 15.0% | 48,000円 | 844,359円 |
おまとめ目的としておすすめの横浜銀行カードローンは借り入れ審査の申し込みが可能
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 10万円~1,000万円(10万円単位) |
| 金利 | 1.5~14.6%(変動金利) |
| 申込条件 | ・満20歳以上69歳以下 ・定期収入がある方、並びにその配偶者 ・神奈川県、東京都、群馬県(前橋市・高崎市・桐生市)に居住または勤務している ・保証会社の保証が可能な方 ・横浜銀行および保証会社の個人情報取り扱いに同意できる方 |
| 担保・連帯保証人 | 不要 |
横浜銀行カードローンは、おまとめローンではない一般的なカードローンです。
とはいえ公式サイトには、「リボ払いや他ローンのおまとめに使える」と記載があります。
※参照:横浜銀行
横浜銀行でカードローンの契約を行い、借りたお金を他社の返済に充てれば、借り入れを1本化できます。
横浜銀行でおまとめメリットは、借入限度額が最大1,000万円と高額であっても借り入れが可能なこと。
最大1,000万円まで借入が可能なおまとめローンは少ないため、高額な借り入れを複数抱えている人におすすめです。
借入限度額の比較
| ローン名 | 借入限度額 |
|---|---|
| アイフルのかりかえMAX | 1~800万円 |
| プロミスのおまとめローン | 1~300万円 |
| アコムのおまとめローン | 1~300万円 |
| イオン銀行カードローン | 10~700万円 |
全国銀行協会によると、500万円以上の借り入れを銀行カードローンで行っている人は6.6%、消費者金融で行っている人は4.7%です。
1万人のうち、470~600人が500万円以上の借り入れをしていると考えると、決して少ない人数とは言えません。
消費者金融のおまとめローンを利用してもすぐに限度額に達してしまいそうなときは、横浜銀行をはじめとする限度額が高いおまとめローンを選択しましょう。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% C社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 11.8% | 43,000円 | 722,878円 |
東京スター銀行のおまとめスターワン乗り換えローンの利用で毎月無理のない範囲での返済が可能
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 10~1,000万円 |
| 金利 | 9.8%、12.5%、14.6%(いずれか固定) |
| 申込条件 | ・満20歳以上65歳未満 ・給与所得者(正社員、契約社員、派遣社員) ・年収200万円以上 ・保証会社の保証が受けられる |
| 担保、連帯保証人 | 不要 |
東京スター銀行では、おまとめを専用としたローンの「スターワン乗り換えローン」を提供しています。
東京都が主な営業地区ではあるものの、大阪や名古屋だけではなく全国に支店がある銀行です。
おまとめローンはインターネットから仮申込ができ、全国どこに住んでいても利用できます。
東京スター銀行は返済期間が最長10年まで可能なので、1ヶ月の支払金額は低めに設定ができます。
返済期間を10年で計算した場合の、1ヶ月の支払金額は以下の通りです。
| 借入金額 | 1ヶ月の支払金額 |
|---|---|
| 50万円 | 7,318円 |
| 100万円 | 14,637円 |
| 200万円 | 29,275円 |
| 500万円 | 73,188円 |
参照:東京スター銀行
借入金額が350万円までなら、1ヶ月の支払いを5万円前後で抑えられます。
加えて、東京スター銀行のおまとめローンは金利が固定されています。
借入金額に合わせて、9.8%、12.5%、14.6%のいずれかで固定。
返済の管理が簡単なため、利息の計算が面倒な人にも適しています。
とはいえ、借入の条件は少し厳しく、パート・アルバイトだけでなく、年収200万円以下の人も申し込みができません。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% A社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 12.5% | 43,000円 | 749,453円 |
プロミスのおまとめローンは面倒な返済管理で困っている人に向いている
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 1~300万円 |
| 金利 | 6.3~17.8% |
| 申込条件 | ・満20歳以上65歳以下 ・本人に安定した収入がある |
| 担保、連帯保証人 | 不要 |
プロミスのおまとめローンは、返済管理が簡単にできるのでおすすめです。
プロミスは上限金利が高めに設定されていますが、アイフルと同様、100万円以上の借り入れについては金利15.0%以下。
現時点で複数社から合計100万円以上の借り入れがある人なら、金利15.0%以下でのおまとめが可能です。
加えて、主婦や学生であっても収入があれば、おまとめローンの利用が可能と表記されている点も嬉しいポイント。
パートやアルバイトでも申し込めるため、固定給でなくても利用できます。
プロミスはサポート体制が整っていて、女性オペレーターの対応が可能な女性専用コールもあります。
電話での問い合わせも丁寧に対応してもらえるため、消費者金融への問い合わせを面倒に感じている人にもおすすめです。
プロミスのおまとめローンは以下3つの申込方法があります。
- 自動契約機
- プロミスコール(電話)
- お客様サービスプラザ(店頭窓口)
Webからの申し込みは対応していないため注意してください。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% A社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 15.0% | 48,000円 | 842,747円 |
イオン銀行カードローンならおまとめ後に追加の借り入れが可能
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 10~800万円 |
| 金利 | 3.8~13.5% |
| 申込条件 | ・満20歳以上65歳以下 ・本人に安定した収入がある |
| 担保、連帯保証人 | 不要 |
イオン銀行は、カードローンを利用して借入金の返済に充当できます。
上限金利は13.5%なので、他のおまとめローンより低金利で借りられる可能性が比較的高いです。
利息の支払いを可能な限り減らしたい人におすすめです。
利用するのはおまとめローンではなくカードローンなので、追加の借り入れもできます。
限度額の範囲内であれば何度でも借りられるため、急にお金が必要になった時の保険にも向いています。
完済を目指していて追加の借り入れが不要な場合は、フリーローンがおすすめです。
フリーローンは決まった金額を一度だけ借りられるしくみです。
目的が「借入返済」と明確に決まっているため、カードローンに比べまとまった金額を借りられる可能性があります。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% A社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 13.5% | 46,000円 | 761,140円 |
楽天銀行スーパーローンは追加の借り入れをしながら借り換えたい人におすすめ!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 借入限度額 | 10~800万円 |
| 金利 | 1.9~14.5% |
| 申込条件 | ・満20歳以上62歳以下 ・本人に安定した収入がある、または専業主婦 ・国内居住者 ・楽天カード会社と保証会社の保証を受けられる |
| 担保、連帯保証人 | 不要 |
イオン銀行や横浜銀行と同じく、カードローンを利用して借り入れを1本化したい人には、楽天銀行スーパーローンをおすすめします。
楽天銀行スーパーローンの利点は、手続きがすべてWeb上で完結できることです。
申し込みから書類提出まで一連の手続きがWeb上で対応可能なため、店頭に出向いたり郵送の必要がありません。
24時間いつでも申し込みが可能なため、仕事の都合でローン契約に出向く時間を確保できない人におすすめです。
楽天スーパーローンは最大800万円までの借り入れが可能なため、現在の借り入れが高額であっても対応できます。
加えて、配偶者に収入があれば専業主婦も利用できる点も嬉しいポイント。
クレジットカードの度重なる支払いに困っている主婦は、楽天スーパーローンでの借り換えを検討しましょう。
【借り換えの例(Aさんの場合)】
| 項目 | 借入残高 | 金利 | 月々の返済金額 | 最終的な利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 借り換え前 | 200万円 | A社:18.0% B社:17.8% A社:18.0% |
合計54,000円 | 942,139円 |
| 借り換え後 | 200万円 | 14.5% | 45,000円 | 885,254円 |
おまとめローンはおまとめの目的が重要!重視したいポイントを明確にしましょう
おまとめローンを選ぶ際は、どういった目的でおまとめするのかが重要なポイントです。
おまとめローンの利用目的は大別して以下の2つです。
| 目的 | 詳細 |
|---|---|
| 月々の支払い負担を減らす | 複数のローンを1つにまとめ、月々の返済金額を減らす。 ただし、月々の支払金額を減らしすぎると返済期間が伸び、 最終的に支払う利息が増える可能性もある。 |
| 最終的に支払う利息を減らす | 借り入れを1本化し金利を下げ、最終的に支払う利息を減らす。 ただし、利息を減らすことで月々の支払金額が高くなる可能性もある。 |
月々の支払い負担を軽減しながら、最終的に支払う利息を減らすローンの選択が理想です。
おまとめローンを選ぶ際のポイント
- 金利が現状より3.0~5.0%以上低いローンにする
- 毎月の支払金額が今より低いローンにする
- 現在利用しているすべての借り入れを1本にまとめられるローンにする
- 返済期限が迫っているときは融資スピードを重要視する
- 元の借入先へ振り込みが可能なおまとめローンがおすすめ
上金利が低めのおまとめローンなら現状の借り入れより3.0~5.0%以上低いローンを選択
おまとめローンは、今抱えている借り入れより3.0~5.0%金利が低いローンを選択しましょう。
現状と金利が変わらず、さらに高金利のおまとめローンを選択すると、せっかく借り入れをまとめられたとしても支払の総額が増えてしまうためです。
例)現状の借り入れ
| 項目 | A社 | B社 | C社 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 金利 | 18.0% | 11.0% | 15.0% | - |
| 借入残高 | 50万円 | 20万円 | 30万円 | 150万円 |
| 月々の支払金額 | 13,000円 | 7,000円 | 11,000円 | 31,000円 |
| 利息の総額 | 251,854円 | 32,953円 | 69,415円 | 354,222円 |
| 支払総額 | 751,854円 | 232,953円 | 369,415円 | 1,354,222円 |
一例をあげると、上記の条件で借り入れしている3社分を、プロミスのおまとめローンで1本化すると仮定します。
おまとめローンを利用した際のシミュレーションが以下の表です。
例)プロミスのおまとめローンを利用した場合
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 金利 | 15.0% |
| 借入残高 | 100万円 |
| 月々の支払金額 | 24,000円 |
| 利息の総額 | 421,355円 |
| 支払総額 | 1,421,355円 |
参照:プロミスおまとめローン
毎月の支払金額は減らせるものの、支払総額が約7万円増えてしまいます。
では、イオン銀行カードローンで1本化した際のシミュレーションを見てみましょう。
例)イオン銀行のカードローンを利用した場合
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 金利 | 13.5% |
| 借入残高 | 100万円 |
| 月々の支払金額 | 約27,000円 |
| 利息の総額 | 299,648円 |
| 支払総額 | 1,299,648円 |
参照:イオン銀行カードローン
低金利のイオン銀行カードローンを利用すれば、毎月の支払金額と支払の総額を削減できます。
中でも金利を抑えやすい「ろうきん」のフリーローンを利用した際のシミュレーションが以下の通り。
例)ろうきんのカードローンを利用した場合
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 金利 | 5.5% |
| 借入残高 | 100万円 |
| 月々の支払金額 | 約23,000円 |
| 利息の総額 | 23,256円 |
| 支払総額 | 1,116,288円 |
参照:東北ろうきんフリーローン
現状の借り入れから金利を1.0~5.0%ほど削減できるろうきんは、月々の支払金額と支払の総額を大幅に減らせます。
シミュレーション通りにいくと、現状の借り入れから少なくとも3.0~5.0%以上金利を下げれば、全体的な負担を軽減できる傾向です。
おまとめローンは、以下の基準に沿って借入先を選択しましょう。
| 現状の借入状況 | おすすめの借入先 |
|---|---|
| 金利が18.0~20.0%のローンを多く利用している人 | 消費者金融のおまとめローン |
| 金利が15.0~18.0%のローンを多く利用している人 | 銀行のおまとめローン |
| 金利が1.0~15.0%のローンを多く利用している人 | ろうきんのおまとめローン |
おまとめローンは毎月の返済金額が今より減少することが理想
毎月の返済負担を軽くするために、月々の返済金額が少なくなるおまとめローンを選択しましょう。
支払期間を短縮すれば、最終的に支払う利息の総額を減らせます。
とはいえ支払期間を短縮しすぎると、毎月の負担が大幅に増加するため気を付けてください。
例)現状とおまとめ後を比較
| 項目 | 現状の借り入れ(3社合計) | おまとめ後 |
|---|---|---|
| 借入総額 | 100万円 | 100万円 |
| 金利 | A社:18.0% B社:11.0% C社:15.0% |
13.5% |
| 支払期間 | 34~58ヶ月 | 23ヶ月 |
| 月々の支払金額 | 31,000円 | 50,000円 |
| 支払総額 | 1,354,222円 | 1,139,250円 |
上記の例だと、支払総額を約21万円削減できます。
とはいえ、月々の支払総額は現状に比べ19,000円高くなるので、毎月の負担額は増加します。
生活が圧迫されてしまうリスクもあるため、返済金額は必ず確認しておきましょう。
おまとめローンの返済金額は、電話で確認すればオペーレーターが金額をシミュレーションして伝えてくれます。
借入先を選択する際は複数のローン会社に電話をして、現時点での返済金額を算出してもらいましょう。
算出金額を比較したのち、現在より返済金額と支払総額を削減できるローンの選択がおすすめです。
利用中の借り入れが全ておまとめ対象となるローンを選択
おまとめローンは、ローン会社によりおまとめ対象となる商品が異なります。
複数の利用がある人は、利用中の借り入れがすべておまとめ可能なローンを選択しましょう。
特に気を付けたい借り入れは以下の2つです。
- 自社借り入れ
- 事業性資金
多くのおまとめローンは、自社以外の借り入れのみを対象としています。
例えばプロミスは、資金使途は以下に限定しています。
他の貸金業者からの借入金返済に限ります。
引用:おまとめローン|プロミス
上記の通り、プロミスで借り入れがある人はプロミス以外の借り入れのみおまとめ可能であることがわかります。
例)プロミスのおまとめローンで一本化するとき
| 借入先 | おまとめの可否 |
|---|---|
| プロミス | ✕ |
| アイフル | ◯ |
| VIPローンカード | ◯ |
上記の例をみると、アイフルとVIPローンカードのみおまとめが可能。
自社借り入れであるプロミスについてはおまとめできないので、プロミスに2つ分のローン返済を行うことになります。
全ての借り入れをまとめられるように、現在利用していない金融機関でおまとめローンを利用しましょう。
事業性資金として借りているローンは、原則おまとめ不可です。
おまとめローンでおまとめ可能な借入れは、個人名義で借りている個人向けローンに限ります。
事業性資金を目的に借り入れたローンが複数にわたり、返済が困難なときは、借入先の金融機関に相談してみましょう。
おまとめローンを個人で利用するなら、事業性資金の借り入れは含めずに入力してください。
返済期限が迫っているときは融資のスピードを確認しておく
現在抱えている借り入れの返済期日が近い人は、融資を素早く実施してくれるおまとめローンを選択しましょう。
おまとめローンを検討すべきタイミングは、主に以下の2つです。
- 支払いの継続は可能だが、負担が重く、少しでも支払負担を減らしたい
- 支払いの継続が不可能なほど負担が重く、早急に借り入れを1本化し負担を減らしたい
融資のスピードを重視すべき人は、「今すぐに借り入れをまとめて負担を減らしたい人」です。
返済負担が大きく、翌月の支払いが難しい人もいます。
次回支払日までにおまとめローンを利用したい人は、融資までのスピードが早いローンをおすすめします。
とはいえ、おまとめローンは融資が高額になりやすいため、即日融資の対応をしていないローンが多い傾向です。
例えば、申込直後に借り入れ可能なカードローンを提供しているプロミスも、おまとめローンに関しては「当日中に借りられる」と明記はしていません。
アイフルのおまとめMAXは、可能な限り早くおまとめしたい人におすすめです。
24時間いつでもWebから申し込みができ、思い立ったタイミングですぐに手続きが可能です。
カードレス・口座振替での返済を選択すれば、郵送物もありません。
必要書類もWeb上で提出するので、申込時に時間を要する手続きは一切ありません。
次回支払日までにおまとめローンを契約したい人は、アイフルのおまとめMAXを検討してみましょう。
元の借入先に返済してくれる融資方法である点が、おまとめローンのメリットです
おまとめローンの融資には大きく分けて2つ方法があります。
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| 推奨!借入先への直接返済型 | 現在借り入れを行っている借入先へ、直接返済する方法で融資を行うシステム |
| 個人の口座への振込型 | 申込者の口座に直接お金が振り込まれ、申込者自身が借入先へ返済するシステム |
多くのおまとめローンは、借入先に直接返済する形で融資を行うシステムです。
直接返済ができるおまとめローンのメリットは主に以下2つです。
- 既存借入先への返済手続きが不要
- おまとめローンで借りたお金を必ず返済に充当できるため、資金を異なる使途で使わない
おまとめローン会社が既存の借入先へ返済を行ってくれるため、自分で返済手続きをする必要はありません。
一括返済の際は、電話での連絡のみならず、ATMでの振込手続きが求められます。
返済手続きに時間を要するので、仕事で時間の確保が困難な人だと返済が遅れてしまいます。
大きなメリットとしては手続きをすべておまとめローン会社が行ってくれるので、返済に時間がかからないという点です。
おまとめローンは借りたお金を必ず返済に充てられる
おまとめローン会社が直接返済を行うと、返済以外の目的でお金を使うトラブルも防げます。
おまとめローンでの借り入れだと融資額が高額になる人が多い傾向です。
個人の口座に振り込むシステムで融資してもらうため、既存ローンの返済用として何百万円も手元に入ります。
返済用のお金だと理解していながらも、「少しだけなら使ってもいいだろう」と返済以外の使途でお金を使ってしまう人も。
おまとめローンなら返済金額と同じ金額しか借りられません。
返済以外の使途でお金を使ってしまうと、本来返済すべき既存ローンのお金が足りなくなります。
おまとめローンで借りたお金を返済の目的以外に使用すれば、規約違反で一括返済を求められるため注意しましょう。
直接返済の融資方法では、おまとめローンで借りたお金が一切手元に入ってきません。
誘惑に負けてお金を使わないように、借入先に直接返済してくれるおまとめローンを選択しましょう。
直接返済の対応が可能なおまとめローンは以下があります。
- 西日本シティ銀行
- 東京スター銀行(スターワン乗り換えローン) 等
おまとめローン利用時のポイントとして5つの注意点を解説
おまとめローン利用時には、注意すべき5つのポイントがあります。
申込条件や今後の借り入れに関して、おまとめローン特有のルールを、事前に確認しておくことが重要です。
- おまとめローンの審査は甘くない
- 申し込みに際して年収や勤続年数などの条件が決められている場合がある
- おまとめローンは総量規制対象のため追加の借り入れができない
- ショッピングを目的としたリボ払いはおまとめローンの対象外
- おまとめ後の借入先は解約が必要
おまとめローンは審査が厳格!他社の借入や複数社からの借り入れがあっても申し込みが可能
おまとめローンには審査があり、審査に通過することが利用の条件となります。
必ず借りられるおまとめローンというものは存在しないため、あらかじめ審査があることを前提に申し込みしましょう。
おまとめローンの審査は厳格で、慎重に判断されます。
おまとめローンの利用者は現段階で複数社から借り入れを行っており、返済能力が十分でない可能性が高いためです。
おまとめローンを検討している人の特徴は以下の通りです。
- 少なくとも現在2社以上からの借り入れがある
- 現在返済状況が厳しく、わずかでも負担を軽減したい
現時点で返済負担が大きいと感じる人への貸し付けは、貸し倒れのリスクが伴います。
返済意思の十分な確認や、返済に充てられる安定した収入があるなど、通常より厳しく審査されると考えておきましょう。
おまとめローンの商品は複数の会社から借り入れしている人が対象です。
通常のカードローンではマイナス評価となる他社借入や複数社からの借り入れであっても、申し込みは問題なく行えます。
返済目的としたカードローンを新たに借りるより、おまとめローンは借り入れがあることを前提としているため、審査に通りやすい借入れです。
審査に不安がある人は、「おまとめローン」としての提供があるローンを選択しましょう。
おまとめローンには申し込み時に年収や勤続年数の条件が設定されている商品もある
おまとめローンには、申込時に年収や勤続年数の条件がある場合があります。
複数社の借り入れ額合計が100万円以上の高額融資になる人もおり、返済能力が重要視されるためです。
例えば東京スター銀行のスターワン乗り換えローンは、以下のように申込条件を定めています。
- 申込時に、満20歳以上65歳未満
- 給与収入のある人(正社員、契約社員、派遣社員)
- 年収が200万円以上
- 保証会社の保証が受けられる
参照:スターワン乗り換えローン
東京スター銀行でおまとめローンを利用する際は、年収200万円以上という条件が定められています。
加えて、たとえ200万円以上の収入があっても、パートやアルバイトは申し込みできません。
正社員や契約社員のように固定給であれば、収入が安定しやすい傾向にあります。
パートやアルバイトは時給制で収入が変動しやすいので、返済能力があまり高くないと判断されてしまいます。
年収が200万円以下の人以外にも、パート・アルバイトの人は、消費者金融のおまとめローンを検討しましょう。
銀行カードローンに比べて金利は高めなものの、年収や雇用形態に関して指定がないので、申し込みが比較的容易です。
年収や雇用形態の指定がないおまとめローンを希望する人には、次の2つのどちらかからが向いています。
- アイフルのおまとめMAX
- プロミスのおまとめローン
おまとめローンは総量規制の対象になるため原則追加借り入れできない
おまとめローンの借入残高は総量規制の対象になるため、原則として追加の借り入れはできません。
過剰な貸し付けを防ぐため、一度に借りられる金額を年収の3分の1までとする貸金業法の一部。
例えば年収が300万円の場合、一度に最大で合計100万円までしか借りられない。
おまとめローンは、金利を下げ1ヶ月の支払負担を軽減させるローンです。
総量規制の「顧客に一方的に有利となる借換え」に該当します。
総量規制の例外貸し付けとなるため、おまとめローンでの借り入れが総量規制以上であっても、問題はありません。
とはいっても、おまとめローンの借入残高については総量規制の対象になります。
年収が360万円の人が、おまとめローンで150万円借りた場合を考えてみましょう。
上記のケースは、総量規制の120万円を超える借入残高が残るため、追加の借り入れはできません。
返済が進まない限り、追加の借り入れや新たなカードローンの契約ができません。
どうしても追加の借り入れをしたい人や、万が一に備えて借入枠を残しておきたい人なら、カードローンを利用した借り換えを検討しましょう。
返済金額よりも多めにカードローンを契約すると、返済後に余ったお金を自由に利用できます。
追加の借り入れも検討するなら…
- 楽天銀行スーパーローン
- イオン銀行カードローン
- 地方銀行のカードローン
ショッピング目的のクレジットカードのリボ払いはおまとめの対象外
クレジットカードのリボ払いは、おまとめの対象にならないことが多い借り入れです。
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠の2種類が存在します。。
ショッピング枠でのリボ払いは注意が必要です。
ショッピング目的のリボ払いは、基本的におまとめローンを利用できません。
貸金業者からの借り入れ以外の、あくまでサービスや商品を分割で購入した際のお金だと判断されるためです。
Kさんの実体験
大学生になってクレジットカードを契約し、服やコスメ、バックを大量に購入していました。
支払いが難しい月もあったため、月々1万円しか支払わなくて良いリボ払いに変更。
気付けばクレジットカードも3枚に増え、そのすべてをリボ払いにしていました。
大学3年生の頃にやっと、自身の残高を確認。
利息も合わせると、クレジットカード会社3社に合計100万円ほど支払わなければならない状況でした。
Kさんの借り入れはすべてショッピング目的によるリボ払いだったため、おまとめローンの対象外となりました。
ショッピング枠のリボ払いについておまとめしたい人は、アイフルのおまとめMAXをおすすめします。
貸金業者、銀行ローン、クレジットカードのリボも対象!
引用:おまとめMAX
おまとめMAXでは、クレジットカードのリボ払いもおまとめ対象であると明言しています。
ショッピングリボをおまとめしたい人は、別途書類を提出する必要があります。
書類を提出するとショッピングリボもおまとめの対象となるため、リボ払いで困っている人はアイフルを利用しましょう。
クレジットカードを含め、おまとめローンで返済した借入先は解約手続きが必要
おまとめローンを利用して借り入れを1本化した際は、元の借入先の解約手続きが必要になる場合があります。
おまとめローンは返済の負担を減らすことが目的なので、追加の借り入れができないようにしています。
おまとめローンの利用で、既存の借り入れは完済されます。
返済済みのローンは借入残高が0円になり、再度限度額まで借り入れできます。
おまとめローンで完済したローンから再度借りてしまうと、おまとめローンによる返済で、新たに借りた分の返済が上乗せされてしまうのです。
結果的におまとめローンを利用する前より返済の負担が増えてしまうため、貸し倒れのリスクは上昇します。
返済できないリスクを防ぐため、完済後のローンについて解約手続きが必要な場合があります。
ローン解約手続きの有無は、契約するおまとめローンや借り入れの状況により違ってくるため、申込時に個別で問い合わせましょう。
西日本シティ銀行に問い合わせたところ、既存ローンの解約手続きには審査通過後に個別で連絡がいくと回答がありました。
ローンの解約手続きが必要かどうかは、個々の借入状況で取り扱いが変わります。
クレジットカードの支払いをおまとめすると、クレジットカードの解約が必要となる場合もあります。
クレジットカードが使えなくなると困る場合は、おまとめローンの申込前に解約有無について必ず確認しましょう。
クレジットカード自体の解約手続き以外に、キャッシング枠の解約手続きのみで済むケースもあります。
おまとめローンを利用できない理由は支払いの滞納!対処法4つを解説
おまとめローンには審査が必ずあり、通過することが利用の条件となります。
おまとめローンを利用できない場合、現在の支払負担を軽減する方法は4つです。
- 返済の金額を下げる
- 借入限度額を増額することで金利を下げる
- 家族や友人に打ち明けて立て替えてもらう
- 債務整理の利用
毎月の支払負担が重いなら返済金額を下げる
月々の返済金額が高くて生活が苦しい人は、返済の金額を下げてもらいましょう。
各カードローンでは、借入残高に応じて毎月の返済金額が決められています。
例)アイフルの場合の最低返済金額
| 借入残高 | 返済金額 |
|---|---|
| 1~100,000円 | 4,000円 |
| 100,001~200,000円 | 8,000円 |
| 200,001~300,000円 | 11,000円 |
| 300,001~400,000円 | 11,000円 |
| 400,001~500,000円 | 13,000円 |
| 500,001~600,000円 | 16,000円 |
| 600,001~700,000円 | 18,000円 |
| 700,001~800,000円 | 21,000円 |
| 800,001~900,000円 | 23,000円 |
| 900,001~1,000,000円 | 26,000円 |
アイフルで借入残高が10万円以下のとき、最低返済金額は4,000円です。
自身の借入残高と返済金額を比較し、最低金額以上で返済している人は、月々の返済金額を見直してもらいましょう。
返済の期間は伸びますが、現状の負担を軽減できます。
返済金額を変更するなら、各金融機関のWebサイトやアプリ経由で行ってください。
借入限度額を増やして適応金利を下げることで負担を軽減できる
適用する金利は、契約時の借入限度額によって決まります。
借入限度額が100万円以下の場合、増額することで適用金利を下げられる方法があります。
貸金業法では、借入金額によって上限金利が決められています。
| 借入金額 | 上限金利 |
|---|---|
| 10万円未満 | 20.0% |
| 10~100万円未満 | 18.0% |
| 100万円以上 | 15.0% |
参照:日本貸金業協会
借入限度額を100万円以上に増やせると、上限金利は15.0%まで下がります。
現在の金利が15.0%以上の人なら、適用金利を下げられるかもしれません。
増額の審査は必要ですが、申し込みは誰でも行えるため一度チャレンジしてみましょう。
増額に関しては、各金融機関のWebサイト経由で申請できます。
家族や友人に多重債務を打ち明けて返済を立て替えてもらう方法を検討する
多重債務により生活が厳しい人は、家族や友人に相談してみるのも1つの方法です。
「借り入れが多いことを知られるのが恥ずかしい」「お金の管理ができていないと思われてしまう」「責められることが嫌」などの理由で、借り入れを周囲に打ち
明けない人も多くいます。
自分自身で解決できればいいものの、中には1人で抱えきれないほど借り入れが膨らんでしまっている場合もあります。
おまとめローンが利用できない時は、家族や友人に覚悟を決めて事情を説明してみましょう。
一部でも借り入れの立て替えをしてもらえると、少なくとも利息分の負担を軽減できる可能性が高くなります。
お金に困っているという噂が広がらないように、話す相手は慎重に選び、1~3人ほどに限定しましょう。
家族や友人に立て替えてもらう際は、相手との信頼関係が重要なポイントです。
信頼を損なわないようにするため、借用書を書いて返済期日を設定し、必ず返済していきましょう。
立て替えてもらうことに限らず、解決策を一緒に考えていくことも有効です。
人に話すと気持ちが楽になり、冷静に解決方法を考えられます。
どうしても返済できる目処が立たないときは債務整理を検討する
おまとめローンの利用ができず、周囲の人も頼れないときは、債務整理を検討しましょう。
支払期日の延期、借り入れの減額など、返済時の負担を減らす手続きです。
任意整理や過払い請求だけではなく、自己破産、民事再生からも選択できます。
金融のトラブルに詳しい弁護士に相談し、現状の解決策を一緒に考えましょう。
弁護士に相談することで、不要な支払の有無を確認できるだけではなく、個人では難しい支払期日の交渉なども行えるため、多くのメリットがあります。
おまとめローンのみでは解決が難しい人や、現状成す術がない状態なら弁護士に相談しましょう。
とはいえ、債務整理を行うと信用情報に記録が残るため、新しいローンを組むハードルは高くなります。
今後住宅ローンやマイカーローンを組む予定がある人は、家族や友人と相談の上、慎重に債務整理を検討してください。
