[ttssh2-dev 371] リリースに使われる Visual Studio / SDK のバージョン

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NAGATA Shinya maya.****@gmail*****
2022年 4月 19日 (火) 08:54:24 JST


永田です。

> > バージョンの確認(出す直前)
> コンパイラのバージョンは、
> Tera Termのバージョンダイアログ(aboutbox)とビルドログから、
> Visual Studio 2019 Version 16.11.11 (14.29.30141)
> ですね。

この "確認" は、「どのバージョンが使われたか *あとから* 確認する」
という意味で言っているのではなく、「どのバージョンを使う選択を
する/したので、プロジェクト内で共有する」という意味です。

たとえば私の手元でリリースをビルドするとしたら、
いま更新をサボっていて Visual Studio 16.11.9 なのですが、これを
更新して 16.11.12 にして「Visual Studio は 16.11.12」、
Windows 10 SDK は 10.0.18362.0 なので「SDK は 10.0.18362.0」、
このセットで行きます(みなさんの環境がそろっているとベターです)
とプロジェクト内に告知することです。
# 「最新を使う」だとしても、develop.html の「リリース作業の開始から―」
# のところで決めて、そこからアップデートしないのがよいと思います。


「今後はリリースでも Chocolatey や AppVeyor にビルドを投げるので、
そこのシステムでたまたまその時点で採用されている Visual Studio と
SDK のバージョンになる」だと、そのシステムにバージョンの選択を
ゆだねることになります。

gettime でバグを踏んだときのことをふまえると、後から検証のために、
あるいはリリース時に特定の SDK バージョンを選ぶ(避ける)などが
できたほうがよいと思います。

- 使ったバージョンをバイナリから確認できる(手元・オンラインビルドツール)
  Visual C++: バージョンが表示される
  SDK: 表示できるかもしれないが、今のところわからない

- オンラインビルドツール
  Visual Studio: どんどんアップデートされる?
  SDK: どんどんアップデートされる?

- あるバージョンの環境を手元で再構築する
  Visual Studio: ここでバージョンを選んで、
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/releases/2019/history
    インストーラの中で Community Edition を選べるそうです
      cf. https://academy.tinybetter.com/Article/e96e1110-2e7d-ea22-47d9-39fce99bd948/View
  SDK: インストーラで選べる


-- 
TeraTerm Project https://ttssh2.osdn.jp/
NAGATA Shinya <maya.****@gmail*****>



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