ディレクトリ構造

ext2fsのディレクトリファイルの構造は、BSD UNIXの形式を周到している。一つ一つのディレクトリエントリの大きさは可変長である。ただし実装上の都合により、1ディスクブロックを越える大きさのディレクトリエントリは作成不可能である。

最新のext2fsディレクトリエントリは、BSDより一つだけ余計に情報を格納している。ディレクトリエントリ情報としてファイル属性を持っている。従来ファイル属性はinodeを見なければ分からなかったが、ext2fsではディレクトリを参照しただけで、わかるような作りになっている。(ただし、まだ積極的に利用してはいない。fsckでのみの利用か?)

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各ファイルシステムの論理構造は、ディスク上に物理的に展開されている。rootファイルシステムのinodeとディレクトリの関係は以下のようになっている。

これも「Design Of UNIX」の世界そのままである。

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(NIS)HirokazuTakahashi
2000年06月11日 (日) 22時29分57秒 JST
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