SourceForge.JPプロジェクト開発者インタビュー:M+ FONTS

 「M+ FONTS」(エムプラス フォント)は日本語ゴシック体を含むFreeなフォントセットです。ビットマップフォントおよびTrueTypeフォントが用意されており、またウェイト(太さ)ごとにフォントファイルが用意されてます。単体で利用されるほか、VLゴシックなどほかのフォントと組み合わされての利用も盛んです。今回はM+ FONTSのメイン開発者でありプロジェクト管理者のcozさんこと森下浩司さんから、現在も拡張を続けるM+ OUTLINE FONTSのお話を中心に伺いました。

SF.JP開発者インタビュー:仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」

 SourceForge.JPでは、毎月SourceForge.JP上で開発を行っているオープンソース・プロジェクトを1つ取り上げ、その開発者へのインタビューを行っています。今月はWebブラウザ経由で仮想化されたサーバーを管理できるサーバー仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」を開発する、Karesansui Projectにインタビューを行いました。

ロジック プログラミング言語「デカルト言語」の開発者に聞く

SourceForge.JPでは、同サイトを利用するオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けています。今回は、ロジック プログラミング言語「デカルト言語」を開発しているhniwaさんにお話をうかがいました。

インタビュー:「WordPress Plugins/JSeries」プロジェクトのメンバーに聞く

SourceForge.JPでは、同サイトを利用するオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けています。今回は、ブログツール「WordPress」のプラグイン群を開発している「WordPress Plugins/JSeries」プロジェクトのみなさんにお話をうかがいました。

GameLayers、Ruby on Railsで軌道に乗る

 GameLayers Passively Multiplayer Online Game(PMOG)は、冒険あり、挑戦あり、計略ありの仮想世界へと誘う人気のオンライン・ゲームだ。このゲームが軌道に乗った理由の一つは、その堅牢なオープンソース・フレームワークにある。選ばれたのはRuby on Rails。データベースを利用しさまざまなWebサーバーやデータベースと共に動作するWebアプリケーションを開発するために作られたフレームワークだ。

フリーソフトウェアのスーパー・ポータル・サイト、openDesktop.org

 フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)の最新版がほしいとき、まず思い浮かべるのはfreshmeatSoftpedia、GnomeFilesなどのサイトだろう。だが、FOSSコミュニティーは細分化しており、新版を紹介するサイトは乱立気味で、それらすべてをウォッチし続けるのは難しい。しかし、そうした専門サイトのためのポータル・サイトがある。2007年に誕生したopenDesktop.orgだ。「未来のデスクトップを作ろう」を掲げるこのサイトでは、デスクトップやディストリビューションの種類に関わりなく、新しいソフトウェアの概要を一覧することができる。

Python 3.0で大きく変わる言語仕様

 一般に、Pythonプログラミング言語のこれまでの新バージョンはユーザに優しかった。多かれ少なかれ前バージョンとの下位互換性は維持された。しかし、2000年、Pythonの作者Guido van Rossum氏は新バージョン開発を発表し、言葉を濁さずにはっきりと宣言した。バージョン3.0に下位互換性はないと。そして、ついにPython 3.0の最初のリリース候補が公開された。最終リリースは今月末を予定する。古いコードを使い続けるか、新しいインタプリタを使うために手直しをするか、開発者は選択を迫られる。

Miguel de Icaza氏、バージョン2.0のリリースを機にMonoの過去と未来を語る

 Monoほど、さまざまな反響を巻き起こしてきたフリーおよびオープンソースソフトウェアのプロジェクトも少ないだろう。理由の1つは、Microsoftの.NETを実装したMonoが、(Microsoftと提携関係にある)Novellの資金援助と管理の下にあり、特許の問題でMicrosoftが暴挙に出た場合、火種になる可能性が高いことにある。その一方でMonoは、Second Lifeのような大規模プロジェクトでプラットフォームとして採用されている。Monoを利用することでサーバの利用効率が向上するからだ。Monoのバージョン2.0リリースに伴い、Linux.comは今週、プロジェクトの創設者でメンテナであるMiguel de Icaza氏へのインタビューを実施し、プロジェクトの経緯、Monoの利用先、Monoに対する批判、今後の展開について聞いた。

Richard Stallman氏、GNUプロジェクトの25年を振り返る

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 1983年9月27日、Richard M. Stallman氏は、フリーのオペレーティングシステムを構築するためにGNUプロジェクトを発足すると表明した。それから25年。このほどFree Software Foundationは、25周年を記念して1ヶ月にわたって祝賀行事を行うと発表した。Stallman氏は、この四半世紀を振り返り、フリーソフトウェア運動の成長に慎重な満足を示しつつも、内外の新しい課題への直面による状況の複雑化に懸念を示し、目標の達成には道半ばであると語った。

開発者とユーザをつなぐKDEのCommunity Working Group

 KDE 4が散々な評価を受けた翻訳記事)ことでKDEプロジェクトが得た教訓の1つが、ユーザの声をもっとよく聞く必要があるということだった。その具体策の1つとして、先日終了したKDEの年次コンファレンスAkademyで発表されたのが、Community Working Group(CWG)の新設だ。発表によると、CWGの目的は、「ユーザのニーズを開発者に伝えたり、開発者の意向や計画をユーザに伝えたりなど、ユーザと開発者の意思疎通を集約する」ことだという。設立作業が進められているCWGの今後の見通しについて、CWGの初期メンバ5人の中から、Anne Wilson氏とJuan Carlos Torres氏に話を聞いた。

SF.jp 今月のプロジェクト 2008年6月:MobaSiF

SourceForge.JPでは、同サイトを利用するオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。2008年6月は、先月オープンソース化されて話題になったDeNAのケータイサイト向けアプリケーションフレームワーク「MobaSiF」のプロジェクト管理者、能登 信晴氏にお話を伺った。

Windowsと戦うことの危険――Famelixの場合

 GNU/Linuxデスクトップには、どれだけWindowsに似せるべきかという問題がついてまわる。普通は、新しいユーザにも馴染みのある外見を持たせるべきか、あくまでも論理性を最優先にして開発を進めるべきか、という観点から激論が戦わされるが、最近、ブラジルで Famelix というディストリビューションの身の上にやや毛色の変わった出来事があった。どうやら、外見をWindowsに似せ、性能でそれを凌駕することにも危険がつきまとう。その危険とは、著作権侵害の汚名と、Windows大好き経営陣による方針の転換である。

図書館でのFOSS貸し出しを目指す新団体が発足

 オープンソース関連の新たな団体が設立された。名前は Public Software Foundation (PSF)という。フリー/オープンソース・ソフトウェアを公共図書館向けに提供し、書籍やビデオと同じように貸し出してもらうという活動を行う団体だ。その根底にある発想はシンプルである。人にCDを渡すと、影響が及ぶのはその人だけだが、CDを図書館で借りられるようにすれば、数百から数千の人に影響を及ぼすことができる、という考えだ。

Fedora 9のリリース――“Make waves”をスローガンとした貢献者中心のプロジェクト活動

 かねてよりFedoraディストリビューションはその革新性についての定評を確立しているが、本日(5/13)リリースされたFedora 9もその例から漏れていないようである。簡単に実行可能なファイルシステムの暗号化やext4フォーマットのサポートなどは、今後リリースされる他のディストリビューションにて標準化されるであろう諸機能を、時間にして半年は先行して採用したと見ていいだろう。しかしながら本年2月に新たなFedoraプロジェクトリーダとして就任したPaul W. Frields氏の言葉を借りるならば、今回のリリースを際だたせている変化はテクノロジ面ではなくそのサポートコミュニティに関するものであり、より広範なフリーソフトウェアの世界に貢献するテクノロジとしての存在形態ということになる。

Brad Neuberg氏とGoogle Gearsが描くWebの未来

 「思いも寄らないようなことをブラウザにさせたい」というのがBrad Neuberg氏の口ぐせだ。Google Gearsの開発推進役として、Neuberg氏は広い視野でこの好奇心を追求している。そこには意欲的な開発者の枠を超えた思いがあり、何度もカンファレンスで講演をしている者としての一面も伺える。Gearsは単にインターネットのコンテンツをオフラインで扱う手段(これまでのGoogle ReaderやGoogle Calendarのようなアプリケーションにおける主要機能)ではなく、Webの自由を守るのに役立つ普遍的なブラウザの更新メカニズムとしても期待できる、というのが彼のメッセージである。