オープンソースライセンス管理団体OSI、ライセンス情報を提供するAPI「Open Source License API」を公開

 オープンソースのライセンス管理団体Open Source Initiative(OSI)が機械可読なOSI承認ライセンスを提供する「Open Source License API」プロジェクトを発表した。ライセンス情報を提供するサーバーも公開されており、HTTPでリクエストを送ることでJSON形式でライセンス情報を取得できる。

 OSIはオープンソースソフトウェアの推進・保護を目的とする団体で、GPLなど約80種類のオープンソースライセンスの承認も行っている。

 今回OSIは「Open Source API」として、機械可読なOSI承認ライセンスを公開する。OSI承認ライセンスに関するメタデータを含み、外部ソースとの統合などに利用できる。「エンドユーザーがライセンスを認識しながらアプリケーションを構築するのを支援するハブやコネクタになる」と説明している。これにより、サードパーティにライセンスを明確にでき、オープンソースライセンスで公開されている技術を利用したツールやサービスの構築を支援できる。

 API経由でライセンス情報を提供するサーバーであるapi.opensource.orgもすでに稼働しており、このサーバーに対しHTTPでリクエストを送ることでライセンス情報を取得できる。また、PythonやRuby、Haskellなどで実装されたクライアントライブラリも公開されている。

Open Source License API
https://github.com/OpenSourceOrg/api