米Dropbox、ソフトウェア開発チーム向けのグループチャット「Zulip」をオープンソースに

 米Dropboxは9月25日、グループチャットアプリケーション「Zulip」をオープンソースで公開した。Zulipは同社が2014年3月に買収したもので、ソフトウェア開発チーム向けに最適化されており、モバイルおよびデスクトップで利用できる。

 Zulipはリアルタイムのグループチャットサービス。Pythonで実装されており、フレームワークにはDjangoを利用する。WindowsやMac OS X、iPhone、Androidなどに対応し、Webアプリとしても利用できる。

 メッセージにトピックをつけ、グループでの会話をスレッド化することで、会話のフォローや参加が容易となるという。ストリームやトピックによるフィルタリングも可能で、検索機能も備える。キーボードショートカットやシンタックスハイライトといった機能もあり、1対1のプライベートメッセージ送信も可能。これを利用することで、総じてチームの連携や結びつきを強くできるとしている。

 すでにDropbox内部では社内コミュニケーションツールをIRCからZulipに移行しており、700人が技術的な質問や回答、アドバイスなどに利用しているという。今回のオープンソース化により製品の改善を高速化する狙い。ライセンスはApache License 2。

Zulip
https://zulip.org/

https://github.com/zulip/zulip