The Document Foundation、「LibreOffice 4.3.3」などをリリース

 The Document Foundationは10月30日(独時間)、オープンソースのオフィスソフトウェアスイート「LibreOffice 4.3.3」および「LibreOffice 4.2.7」を同時公開した。4.3系は最新版(「Flesh」)、4.2系は安定版(「Still」)という位置付けで、これらの同時リリースは初めてとなる。

 LibreOffice 4.3.3は7月に公開されたバージョン4.3系の最新版で、9月に公開されたバージョン4.3.2に続く3回目のマイナーアップデートとなる。HTMLインポート、OOXMLインポート、ODFインポートなどの機能を改善した。また、新しいマクロライブラリ追加時のクラッシュなど多数のバグが修正されている。4.2.7は1月に公開された4.2系の最新版。

 LibreOfficeは、最新の高機能を含む「Fresh」、Freshより検証を重ねており高い安定性を持つ「Still」の2種類の安定版を平行してリリースしている。4.3.3はFreshの最新版、4.2.7はStillの最新版となり、今回FreshとStillを初めて同時リリースする。「パワーユーザーと保守的なユーザーの両方のニーズに応える姿勢を示すもの」と開発チームは述べている。FreshとStillは共にエンタープライズ環境で利用できる安定版だが、その場合プロフェッショナルサポートの利用を推奨するという。

 LibreOfficeのWindowsおよびMac OS X、Linux向けインストーラやバイナリパッケージ、ソースコードなどはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

LibreOffice
http://www.libreoffice.org/