ソニーがゲームレベルエディタ「LevelEditor」をオープンソースで公開

 ソニー・コンピュータエンタテインメントの子会社Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosが、ゲーム向けのレベルエディタ「LevelEditor」をオープンソースで公開した。

 レベルエディタはビデオゲームのステージ(レベル)を設計/作成/編集するためのツールで、同社が先にオープンソースで公開しているゲーム開発向けオーサリングツール「Authoring Tools Framework(ATF)」とC#を利用する。3DレンダリングにはMicrosoft DirectX 11を利用する。ATFにはこれまでサンプルとしてLevel Editorが含まれていたが、今回スタンドアロンのツールとして公開した。

 公開したバージョンは3.7.1で、地図、キャンペーン、仮想世界などを編集できる。レンダリングされた3Dゲームのビューを得られるDesign View、キーボードとマウスによるズーム/回転/パンニング、オブジェクトの配置、プロパティの編集、テレインの編集、ゲームレベルの構築とアセンブルを行うことができる。リソースのサムネイル表示、オブジェクトプロパティのロックなどの機能もある。プラグインを利用したカスタマイズや拡張も可能という。

 LevelEditorはプロジェクトのWebサイトより入手できる。Windowsのみに対応、ライセンスはApache License 2。

Sony Computer Entertainment Worldwide Studios
http://www.worldwidestudios.net/en/Homepage

LevelEditor
https://github.com/SonyWWS/LevelEditor