RHEL 6.5リリースから2ヶ月、RHEL互換の「Scientific Linux 6.5」が登場

 Scientific Linux開発チームは2月3日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.5と互換性を持つLinuxディストリビューション「Scientific Linux 6.5」を公開したと発表した。i686とx86_64に対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 Scientific Linux(SL)は米Red Hatの商用LinuxディストリビューションRHELと互換性のあるLinuxディストリビューションを開発するプロジェクト。フェルミ国立加速器研究所(Femilab)や欧州原子核研究機構(CERN)といった世界中の研究機関や大学の取り組みを合わせたもので、さまざまな実験で利用できる共通のインストールベースを作成することで作業の重複を避けることを目的とする。RHELとの全面的な互換を持つが、メッセージの「Alpine」、分散ファイルシステム「OpenAFS」の追加など一部変更がある。ライセンスはGPL。

 SL 6.5はRHEL 6.5と互換性のあるバージョンで、Red Hatが2013年11月にRHEL 6.5をリリースして以来2か月以上を経過しての公開となった。LAN上で高精度な時間同期を実現するPrecision Time Protocol(PTP)、仮想化やセキュリティの強化などRHEL 6.5の新機能が利用できるほか、OpenAFSは1.6.5.1、Alpineも2.10-3にアップデートされている。

 RHELのクローンはSLのほか、CentOSとOracle Linuxがあり、RHEL 6.5互換はそれぞれ「CentOS 6.5」および「Oracle Linux 6.5」として公開済み。なおCentOSは1月、Red Hat傘下のオープンソースプロジェクトとなることが発表されている。

Scientific Linux
https://www.scientificlinux.org/