米Googleがカラム型データベース向けクエリエンジンライブラリ「Supersonic」を公開

 米Googleは10月15日、データ集計ライブラリ「Supersonic Query Engine」をオープンソースソフトウェアとして公開した。行と列を持つ表形式のデータに対しソートや集計などの操作を行うためのライブラリで、さまざまなデータ処理プロジェクトのバックエンドとして活用できるという。CPUのキャッシュを有効活用するアルゴリズムやSIMD命令およびベクトル化の利用により、「超高速」(ultra-fast)に処理できるとうたっている。

 SupersonicはC++で実装されており、高速化や信頼性・汎用性の向上のためにさまざまなテクニックが使われているという。現在はデータを集約するための操作やソート、フィルタなどのオペレーションが可能。動作環境は明示されていないが、「UNIXライクのシステムで動作する」とされている。ビルドにはGLogやGFlags、Google Photobuf、Re2、Boost Timerなどのライブラリが必要となる。

 SupersonicのソースコードはGoogle Codeのプロジェクトページよりダウンロードできる。ライセンスはApache License 2.0。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのプロジェクトページ
https://code.google.com/p/supersonic/