Firefox 11登場、同期機能やChromeからのインポート機能、CSSエディタなどの新機能を搭載

 Mozillaは3月13日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「Firefox 11」をリリースした。アドオンの同期やGoogle Chromeからのブックマークや履歴、Cookieのインポート対応、CSSエディタやページ視覚化ツールといった開発者向けツールなどが主な新機能となる。

 Firefox 11では同期機能「Firefox Sync」が強化され、複数のコンピュータ間でのアドオン同期が可能となったほか、Google Chromeからのブックマークや履歴、Cookieのインポートに対応した。そのほか、CSSの「text-size-adjust」プロパティがサポートされている。HTML5対応も強化され、セキュリティ問題やMac OS X用の通知フレームワーク「Growl」で通知機能が正しく働かない問題も解決されている。

 開発関連としては、WebGLベースの視覚化ツール「Page Inspector 3D View」(開発コード「Tilt」)およびCSSエディタ「Style Editor」が加わった。前者はWebページの構造を立体的に把握できるツールで、コードとアウトプットの関係を理解しやすくなるという。後者は、Webブラウザ内でスタイルシートの編集を行えるツールで、その場ですぐに変更が反映されることで迅速な開発を支援する。

 また、米GoogleのHTTP代替プロトコルSPDYへの対応や、HTML5の「outerHTML」プロパティサポート、XMLHttpRequestにおけるHTMLパースのサポート、Websocketの改善なども行われている。SPDYサポートについてはまだ試験的レベルということで、デフォルトでは有効化されていないとのこと。

 また、同日Thunderbird 11およびSeaMonkey 2.8もリリースされた。

 なお、Zero Day Initiative(ZDI)がFirefoxの脆弱性を報告していたが、この脆弱性にはすでに対応していたことから同日午後にリリースの運びとなった。ただし、13日は米Microsoftの月例パッチ公開と重なることから自動アップデートは行わず、アップデートを希望するユーザーは手動でアップデートを行うことになる。Mozillaでは月例パッチ公開による影響を見ながら自動アップデートに切り替えるとしている。

 Firefox 11、Thuderbird 11、SeaMonkey 2.8はWindows、Mac OS X、Linuxに対応。各プロジェクトのWebサイトより入手できる。

Mozilla
http://www.mozilla.com/

Firefox
http://www.mozilla.org/firefox/

Thunderbird
http://www.mozilla.org/thunderbird/

SeaMonkey
http://www.seamonkey-project.org/