Apache Subversion 1.7.3リリース、安定性の強化がメイン

 Apache Subversion開発チームは2月13日、オープンソースのバージョン管理ソフトウェア「Apache Subversion 1.7.3」を公開した。バグ修正により安定性が強化されている。

 Apache Subversion 1.7.3は、2011年12月以来2か月ぶりのリリースとなる最新版。バグ修正、エラー処理の改善が中心で、すべてのユーザーに対し可能な限り早くのアップデートを推奨している。

 具体的な修正点としては、SASL(Simple Authentication and Security Layer)エラーメッセージの改善や、FSFS破損の原因となるソースの修正などが施された。mod_dav_svnモジュール周りも修正されたが、この修正によりsvnrdumpをra_serfで動かすと既存のバグが露呈する可能性があると開発チームは警告している。svnrdumpを動かす場合は、1.7系でデフォルトとなっているra_neonを利用するよう呼びかけている。

 Apache Subversion 1.7.3はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Apache Subversion
http://subversion.apache.org/

ダウンロード
http://subversion.apache.org/download/