Ajaxサポートが加わったJava EE Webアプリケーションフレームワークの「Apache Click 2.3」

 Java EE Webアプリケーションフレームワーク「Apache Click」の開発チームは3月27日、最新版「Apache Click 2.3」を公開した。Ajaxサポートなどが新たに追加されている。

 Apache ClickはモダンなJava EE Webアプリフレームワーク。高速な開発や容易さを特徴とし、MVCパターンやJSPを使わずにWebアプリケーションを作成できる。Apache Software Foundation(ASF)のプロジェクトで、2010年にASFのトップレベルプロジェクトになっている。

 最新版ではAjaxサポートが加わり、サーバー側でリクエストの処理が可能となった。ブラウザから直接Page Methodを呼び出すPage Actionもサポートし、Ajaxサポートと平行して利用できる。

 ステートフルページに代わって、軽量のステートフルコントロールを導入した。これに伴い、ステートフルページは非推奨となっている。このほか、フィールド処理が改善され、GAEでのautomappingサポート、MessagesMapServiceインターフェースサポートなどが加わっている。

 最新版ではまた、ドキュメンテーションやサンプルも新しくなっている。

Apache Click
http://click.apache.org/