GitやMercurial、Subversion、CVSなどに対応するソースコード検索エンジン「OpenGrok 0.9 RC1」リリース

 OpenSolarisのOpenGrokプロジェクトチームは4月8日、オープンソースのソースコード検索エンジン「OpenGrok 0.9」リリース候補版(RC)1を公開した。プロジェクトのWebページより入手できる。

 OpenGrokは、Javaで作成されたソースコード検索・クロスリファレンスエンジンで、履歴の検索、差分アップデート、SCMインターフェイスなどの機能を利用してソースコードを理解(Grok)できるツール。C、C++、C#、Java、shなどのプログラムフォーマットと、Mercurial、Git、SCCS、RCS、CVS、Subversion、Bazaar、Perforceなどのバージョン管理システムに対応する。

 OpenGrok 0.9では使用する全文検索システム「Apache Lucene」を3.0.1にアップグレードし、高速な分析が可能となった。jQueryもバージョン1.4.2となり、ユーザーインタフェースを改善した。バグも多数修正されている。

 なお、メジャーアップデートとなりインデックスが旧バージョンと互換性がないことから、開発チームは「DATA_ROOT」を削除するなどしてアップデート前にクリーンアップを実行しておくことを推奨している。

OpenSolaris OpenGrokプロジェクト
http://www.opensolaris.org/os/project/opengrok/

「OpenGrok 0.9」リリース候補版(RC)1ダウンロード
http://hub.opensolaris.org/bin/view/Project+opengrok/files#HBinarysourcereleases