オープンソースのリアルタイムOS「Atomethreads」が登場

 個人開発者のKelvin Lawson氏は1月25日、組み込みシステム向けの軽量のリアルタイムOS(RTOS)「Atomthreads 1.0」をBSDライセンスの下で公開した。スケジューラ機能を必要とするシステム向けとしている。

 AtomthreadsはLawson氏が個人で進めてきたRTOSプロジェクト。OSの機能としては、225の優先レベルを持つ割り込み型のプリエンプティブスケジューラー、同じ優先レベルでのラウンドロビン、セマフォ、ミューテックス、キュー、タイマーを持つ。

 ファイルシステム、IPスタック、デバイスドライバは含まず、軽量、移植性を特徴とする。スケジューラ、基本的なRTOS機能を必要とするシステムに最適という。

 対応CPUアーキテクチャはATmega/AVRのみ。他のアーキテクチャへのポーティング作業も進めていくという。

Atomthreads
http://atomthreads.com/