ZFSベースのオープンストレージ「NexentaStor 2.1」

 米Nexenta Systemsは8月17日(米国時間)、ZFSファイルシステムをベースとしたオープンストレージシステム最新版「NexentaStor 2.1」を発表した。

 NexentaStorは、OpenSolarisディストリビューション「Nexenta」を土台に、NAS向けに最適化したZFSベースのユニファイドストレージ。エンタープライズ級のストレージ機能を持ち、米Citrix Systemsの「XenServer」、米Microsoftの「Hyper-V」、米VMwareの仮想マシン環境でストレージを仮想化、NFS、iSCSI、Fibre Channel経由で管理できる。ファイル容量とスナップショットは無制限で、ハードウェアを追加するだけで性能を強化できる。ミラーリング、データコピーなどの作業も容易に行えるという。

 最新版は、CitrixとMicrosoftの仮想環境向けのストレージ管理機能「StorageLink」が導入された。すでに「VMware ESX」環境向けに、1クリックでストレージのプロビジョンや仮想マシンクローンの作成ができるオプションモジュール「VM Data Center」を提供しているが、StorageLinkはCitrixとMicrosoftの仮想環境向けの機能となる。

 このほか、ブロックレベルとファイルレベルでのレプリケーションを強化、ブロックレベルの管理モジュール「Target optional module」でFibre Channelのサポートが加わった。

 NexentaStorには、無料版のDeveloper Editionと有償版(Enterprise GoldとEnterprise Silver)がある。

米Nexenta Systems
http://www.nexenta.com/