英Canonical、「Ubuntu 8.04.3 LTS」をリリース

 英Canonicalは7月16日、Linuxディストリビューション「Ubuntu 8.04.3 LTS」を公開した。2008年4月に公開されたLTS(Long Term Support、長期サポート版)の3度目のメンテナンスアップデートとなり、セキュリティに関連ものなど80以上の更新を統合した。

 Ubuntu 8.04は開発コード名「Hardy Heron」を持つ最新のLTS。サーバーは2013年4月まで、デスクトップは2011年4月まで、Canonicalよりセキュリティを含むメンテナンスサポートが提供される。

 3度目のアップデートでは、サーバー、デスクトップ、i386およびamd64アーキテクチャ向けインストールCDなどで、セキュリティや影響の大きいバグを修正するアップデートが行われた。全体として安定性の保守と互換性の改善にフォーカスしたという。

 インストーラではライブCDのパーシスタントモードなどを修正した。デスクトップでは、hdparm電源管理に関するバグやssh位置情報関連ナビゲーション時のクラッシュ問題などが修正されている。このほか、NFSクライアントにおける不具合、udfファイルシステムのファイル名に不正確なキャラクターが入力された際に発生する不具合などが修正されている。

 最新版は同社Webサイトよりダウンロードできる。

英Canonical
http://www.canonical.com/

「Ubuntu 8.04.3 LTS」ダウンロード
http://www.ubuntu.com/getubuntu/download