Visual C++のプロジェクトファイルをサポートした「Wine 1.1.19」

 Wine HQは4月10日、WindowsアプリケーションをLinux、FreeBSD、Mac OS Xで動かすためのオープンソースソフトウェア「Wine 1.1.19」をリリースした。Wine HQのWebサイトより、ソースコードとバイナリパッケージをダウンロードできる。

 Windowsアプリケーションをネイティブで動かすためのWindows API実装。GNU Lesser General Public License(LGPL)の下で公開されている。1.1.19は、winemakerでのVirtual C++プロジェクトファイルの対応、Esoundドライバの改良などが加わった。3DグラフィックAPIの「Direct3D」コードをクリーンにし、OLEクリップボード処理に関する問題、OpenBSDにおけるコンパイルの問題などのバグも多数修正したという。

 1.1.19はWineの開発版となり、安定版は1.0.1。Wine HQでは、最新版「Wine 1.2」を4月、もしくは11月にリリースする予定としている。

Wine HQ
http://www.winehq.org