Google App EngineがJavaアプリに対応へ

 米Googleは4月7日(米国時間)、Webアプリケーション環境のクラウドサービス「Google App Engine」の最新機能とJavaアプリケーションへの対応を発表した。Java対応は当面、利用者を限定したテスト運用となる。

 App Engineは、Googleのインフラでアプリケーションを実装・運用できるクラウドサービス。現在、Pythonで作成されたアプリケーションのみに対応している。

 最新機能として、「Cron」、大容量データのインポート/エキスポート「Secure Data Connector」の3つを発表した。

 1つ目のCronは作業を定期的に行うようスケジュールする機能で、開発者は同機能を利用して特定作業を自動化できる。2つ目の大容量データ対応は、ギガバイトレベルのデータをApp Engineにバッチトランスファーできる機能。まずはインポート機能を提供し、5月中にエキスポート機能の提供を開始する。3つ目のSecure Data Connectorは、ファイアウォール内にあるデータをApp Engineから安全にアクセスできる機能となる。

 Java対応では、Java 6 VM、Javaサーブレットインターフェイス、JDO、JPA、JavaMail、JCacheなどの標準インターフェイスのサポートを提供する。標準的なJava APIとライブラリを提供することで、開発者は慣れ親しんだJavaツールやフレームワークを利用できるという。また、「Google Plugin for Eclipse」「Google Web Toolkit 1.6」などでもJava開発を支援する。

 Java機能は当面、先着順1万人限定のテストとして提供される。

米Google
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