Conky設定ガイド

  Conky は他に例を見ないほど優れたLinuxシステム監視ツールだ。Conkyは軽量なシステム監視ユーティリティで、システムのほぼあらゆる面に目を配るのに役立ち、設定可能なオプションを非常に多く提供している。ただしそのような柔軟性には代価もあって、Conkyの全設定が保存されている.conkyrcというファイルは、手動で作成して調整する必要がある。しかしいったん.conkyrcファイルの書き方を覚えてしまえば、非常にパワフルなConky設定プロファイルを簡単に作成できるようになる。

conky1_thumb.png
Conky

 .conkyrcファイルは2つのセクションに分かれている。一つはConkyの見掛けを決めるためのもので、もう一つは監視するデータを決めるためのものだ。セクションは「TEXT」というマーカで区切られている。.conkyrcファイルは普通のプレーンテキストファイルなので、好みのエディタを使って編集することができる。

 まず最初にするべきことは、更新間隔、すなわちConkyが監視データを「収集」する頻度の指定だ。そのためには、例えば「update_interval 1.0」や「update_interval 3.0」などとしてupdate_intervalオプションの値を秒単位で指定する。当然ながら数字の具体的な値はどれほど最新のデータを表示したいかによって変更しよう。私のEee PCでは更新間隔を短くしても性能に悪影響がまったく出ないようなので、通常は1秒に設定している。

 デフォルトではConkyは監視データをデスクトップ上に直接表示する(Conkyの文書の表現を借りると「ルートデスクトップウィンドウ上に描画」する)ようになっている。

 しかしその結果としてConkyがちらつくようになることが往々にしてあり、気に障るかもしれない。この問題の対処に役立つオプションは2つある。まずdouble_bufferオプションを設定すれば、Xのダブルバッファ拡張を使うことでちらつきをなくすことができる。double_bufferを有効にしても改善が見られなければ、own_windowオプションを使用してConkyを専用のウィンドウ枠内で実行することもできる。これらのオプションを有効にするには、.conkyrcファイルに以下のような内容を追加しよう。

double_buffer yes
own_window yes

 Conkyはデフォルトでは等幅フォントを使用するが、use_xftオプションとxftfontオプションを指定すればシステム上にインストールしてある任意のフォントを使用することができるようになる。例えばBitstream Vera Sansの8ポイントフォントを使用したい場合には、以下のように設定すれば良い。

use_xft yes
xftfont Bitstream Vera Sans:size=8

 次に、幅/位置/デフォルト色などといったウィンドウ設定を指定してみよう。下の例では、ウィンドウ幅を270ピクセル、デフォルト色を白、位置を上の左側に指定している。

maximum_width 270
default_color white
alignment top_right

 ウィンドウ内の文字がすべて大文字で表示されるのが気に入らないならuppercaseオプションにnoを指定しよう。

uppercase no

 以上で紹介したのは指定可能な設定オプションのほんの一部に過ぎない。全設定オプションのリストはConkyのウェブサイトで見ることができる。