USBフラッシュメモリ用Linuxディストリビューションの比較

 最近のASUS Eee PCの人気を見れば分かるとおり、フラッシュメモリ上でLinuxを利用することは今や消費者市場でのビジネス的にも現実的なことになっている。ところでEee PCを持っていなくても、ごく普通のUSBフラッシュメモリからLinuxだけではなくデータも含めて利用することは可能で、しかもフラッシュメモリから利用可能なLinuxディストリビューションは複数存在するということはご存じだろうか。本稿ではそのようなディストリビューションのいくつかを比較してみた。

 Linuxディストリビューションの中には、Mandriva Flashなどのようにはじめから特にUSBフラッシュメモリでの使用に向くように作成されたものもある。また、USBフラッシュメモリにインストールするためのインストーラが用意されているものもあれば、いくらか簡単な変更を加えることで強制的にUSBフラッシュメモリにインストールすることができるというものもある。今回は、DSL(Damn Small Linux)、Puppy Linux、Pendrivelinux、Ubuntu、Mandriva Flashの5つのディストリビューションをUSBフラッシュメモリへのインストール/利用という観点から評価してみた。

 今回試した5つのディストリビューションの中ではUbuntuのみ、USBフラッシュメモリから利用するための標準的な方法が特に用意されていなかった。一方PendrivelinuxとMandriva FlashはUSBフラッシュメモリ専用のディストリビューションだ。これら5つのLinuxディストリビューションは、容量が100MB以下の小型ディストリビューション(DSLとPuppy Linux)と、フル装備のディストリビューション(Mandriva、Pendrivelinux、Ubuntu)の2種類に大別することができる。