KolourPaint――オリジナルを越えたMicrosoft Paintクローンソフト

 すべてのWindowsには標準でMicrosoft Paintがインストールされるが、それと同様にKDE 3.3以降では KolourPaint がkdegraphicsの一部として同梱されている。ただしこの簡易的なラスタグラフィックスエディタはKDEのみならず、Xfce、GNOME、Fluxboxにても使用することができる。

 そもそもKolourPaintの出自はMicrosoft Paintクローンという位置付けではあるが、その機能は既にプロプライエタリ版のオリジナルを凌駕するレベルにまで成長している。例えばKolourPaintにはイメージ操作およびアイコン編集用の各種ツールはもとより、Paintユーザであれば言わずと知れた“フィンガーペイント”機能も装備されているのだ。確かにKolourPaintとPaintとの間にインタフェース的な違いはほとんど無いが、前者のシンプルなインタフェースの背後には高機能グラフィックスエディタとしての使用に耐えうる高度な機能が隠されているのである。

 さらにKolourPaint 4.0ではKDE 4のリリースに合わせる形で、パレット設定のカスタマイズ化、ソースコードの大幅なリファクタリング、写真編集を簡単化する各種イメージエフェクトの実装など、いくつかの新機軸が取り込まれている。