ビデオ・インタビュー:SunのJames Gosling、MySQLのMonty Widenius、 David Axmark、Brian AkerにSunによるMySQL買収について聞く

 1月16日朝、Sun MicrosystemsがMySQL ABの買収を発表した。買収額は10億ドル、うち推定8億ドルが現金という、オープンソースの世界では巨大な取引だ。ニュースを聞いた私は、2分後には買収が発表された「非公開」MySQL株主総会の取材を申し入れていた。そして、車に飛び乗ってオーランドへ。2時間後には、Sunのバイスプレジデント(Javaの生みの親)James GoslingとMySQL ABの創立者の1人David Axmarkと共に昼食の席に座っていた。昼食後は、MySQLのCTO(オリジナルのMySQLの生みの親)Michael "Monty" Wideniusとチーフ・データベース・アーキテクトのBrian Akerを捕まえ、この買収の効果と両社にとっての意味を尋ねた。

Ogg Theora版のダウンロード

 会場を巡りながらMySQLの一般社員にも話を聞いてみたところ、不安の声も多少はあったが、大多数はSunの傘下に入ることで新しい顧客とビジネスチャンスが生まれるだろうと期待していた。ある男性は「技術スタッフは無事(レイオフはない)だろう。職探しをすることになるのは管理職と人事部門の一部、とりわけ若手だと思う。しかし、IPOを検討していたので、その多くは新入社員だ。だから心配は要らない」と話した。

 公式見解を述べる立場にはない社員たちからは、こんな意見も聞かれた。「買収されるならSunがベストだろう。これがOracleだったら、どうなったことか。あるいは、Microsoftだったら」

 この発言に応じるように、近くにいた少なくとも数名のMySQL派からブーイングがあがった。

 総勢400人のMySQL部隊が集まったのはDisney Swanリゾート・ホテル。その時、隣接するDisney DolphinホテルではOracleの地区ミーティングが開催されていた。

 「おい、あいつらに尻を食らわせてやろうぜ」。MySQLのある若い社員が言った。

 彼らがそれを実行に移したかどうかは見届けなかったが、残念なことをした。なかなか楽しいビデオになっただろうに。

Linux.com 原文