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GUIを持つGRUB構成エディター

 一度ならずシステムをアップグレードしたことのあるLinux愛用者なら、システムにいくつかのLinuxカーネルを貯め込んでいるものだ。動かなくなってしまったアプリケーションもあるだろう。ほとんどのLinuxディストリビューションにはGRUBというブート・ローダーが用意されており、これを使えばコンピューターにインストールされたままの古いオペレーティング・システムやカーネルを起動することができる。そうした古いカーネルなら、動かなくなってしまったアプリケーションも動くかもしれない。だが、多くの利用者はGRUBには手を出さない。難解なオプションが多いうえ理解の手掛かりになるコメントが少ないため、GRUBをいじったらシステムを壊してしまうと恐れているのだ。そこで登場したのが、GRUBの設定を表示・編集するツールQGRUBEditorだ。このGRUB編集ツールはグラフィカル・ユーザー・インタフェースを備えている。

 KDEとQt 4がインストールされていれば、QGRUBEditorをインストールして使うことができる。何の問題もないはずだ。バージョン2.5.0をダウンロードしMandriva Linux 2008システムにインストールしてみたが、次のコマンドで簡単にコンパイルとインストールができた。

qmake-qt4
make
make install

 インストールに問題が生じた場合は、libqt4-core、libqt4-dev、libqt4-guiの有無を確認すること。インストールができたら起動してみよう。起動にはTools→QGRUBEditorとするか、rootでターミナルから「qgrubeditor」を実行する。

メイン・ウィンドウ には、menu.lstというGRUB構成ファイルのエントリーが並んでいる。このファイルは、通常、/boot/grubにあるが、これと異なるメイン構成ファイルを編集するときは、ウィンドウの下端にあるテキスト・ボックスで変更する。

 メイン・ウィンドウのGRUB Entriesタブにはパネルが2つあり、上のパネルにはmenu.lstのエントリーが並び、下のパネルにはそのエントリーの詳細が表示される。上のパネルで、エントリーを右クリックすると、それをデフォルトまたはフォールバックのカーネルに設定することができる。デフォルトのエントリーは緑の背景で表示される。

 変更を実際の構成ファイルで確認することもできる。メニューからFile→View Inputと選択すると、2つのタブを持つウィンドウが新たに開く。そのDevice Inputタブにはパーティション(/etc/mtabに対応)が表示される。これを見ると、GRUBでの呼び方とパーティション名との関係がわかる。たとえば、「/dev/sda1 = (hd0,0)」といった具合だ。もう一つのMenu Inputタブには実際のmenu.lstファイルが表示される。変更は直ちに反映され、保存する必要はない。