Saloob、オンデマンドLinuxデスクトップ提供サービス

　Saloob（本社：東京都港区）は2007年11月22日から、オンデマンドでLinuxデスクトップ環境を提供するサービス「DAAS（Desktop As A Service）」のベータ版を開始した。同社の仮想化サーバでデスクトップ環境をホスティングして、シンクライアントで利用する。

　同社のサービスブランド「VZClones」で提供する新サービスで、「世界初のオンデマンドLinuxデスクトップ提供サービス」としている。IBM製の「IBMx3550」サーバ上に、米SWSoftの仮想化ソフト「Virtuozzo」とCentOSを使ってLinuxデスクトップ環境を構築する。

　ユーザー企業は、自社内にサーバを構築することなく、シンクライアント環境を導入できるのが特徴。OpenVPNアクセスやVNCアクセス、OpenOffice.org、Firefoxなどが利用可能で、同社が提供するグループウェア「OpenXchange」のアカウントが付属する。

　デスクトップ容量は1GB、ストレージ容量は5GB。利用金額は1クライアント月額3000円から。登録後、ユーザー自身のニーズに合ったデスクトップパッケージを選ぶこともできる。

　今後、ユーザーの意見・要望を反映して正式版をリリースする予定。また、企業内にサーバを構築するソリューション提供も可能という。【鴨沢　浅葱／Infostand】

Saloob
http://www.saloob.jp/

Desktop As A Service
http://www.vzclones.jp/daas/