意外に上出来なgOS

 Linuxが一般のコンピュータに十分に浸透するかどうか、多くの人々は未だに疑問を感じている。199ドルのコンピュータがクリスマスにちょうど間に合うように大型小売店の売り場に並んだことで、そうした状況は一変するかもしれない。コンピュータはメールとインスタントメッセージが送れてYouTubeの動画が見られればよいという人ならだれでも、このEverex gPCが気に入るはずだ。このマシンには、gOSという気の利いたLinuxディストリビューションが搭載されている。

 わざわざ新しいコンピュータを買うのも何なので、今回はgOSだけをダウンロードした。ダウンロードファイルは、インストール可能なライブCDイメージになっている。デスクトップに現われたインストーラ起動用のアイコンをダブルクリックし、指示に従ってインストール環境の設定を行う。まずは言語とキーbボードレイアウトの設定を何十という項目の中から選択し、パーティションの準備を行う。gOSでは壁紙、My Documents、Firefox環境など、自分用の設定をほかのシステムからインポートできるようだが、この機能が正しく動作するかどうかは確認しなかった。続いて、ユーザアカウントとブートローダの設定を行う。パッケージ選択の余地はなく、全システムがインストールされる。インストール終了後は、リブートしてもよいし、そのままライブCDを使い続けることもできる。

 ブートプロセスは紛れもなくUbuntuのものだが、配色とグラフィックは変更されている。デスクトップはEnlightenment DR17 ― 現在使えるデスクトップ環境のなかで非常に過小評価され宣伝不足なものの1つ ― をカスタマイズしたバージョンだ。gOSはEnlightenment DR17の高度なオプションと機能をふんだんに採り入れることで、使いやすいものになっている。