コンパクトながらもアプリケーションを充実させたPuppy Linux

 Puppy Linuxは、数年前から旧式ハードウェアに生命を吹き込んできた。だが、ほかの単なるミニマル(最小構成)ディストリビューションとは異なり、Puppyの特徴はリソースの節約によってアプリケーション数の削減を免れている点にある。最新のメジャーリリースPuppy 3.00でもこの方針は維持されており、100MB未満というサイズながら、Slackware 12との間のバイナリ互換性を備え、その他の機能強化も施されている。

 Puppyのメイン開発者Barry Kauler氏によると、Puppy 3.00の主要目標の1つは、各種Slackwareパッケージのインストールを可能にすることだったという。そのため、PuppyにはGlibc 2.5、GCC 4.1.2、GTK 2.10.13など、Slackware 12で必要となるすべてのライブラリが揃っている。その一方で、Slackwareからライブラリを借用してもPuppyがSlackwareのクローンになることはない、とKauler氏は明言する。Puppyを依然としてユニークなディストリビューションにしているのは、独自のカスタムブート機能、設定、シャットダウンの各種スクリプトであり、これらは3.00になって完全に書き直されている。