Firefox拡張:Hit-a-Hint、キーボードを使ってWebを素早くサーフィン

 Hit-a-Hint(HaH)はキーボード操作でリンクを辿れるようにするFirefox拡張だ。これで、Webを素早くサーフィンできるようになる。

 使い方は次の通り。HaHをインストールし有効にすると、スペースバーを押している間、FirefoxはHaHモードになる。あるいは、Hキーを押すとHaHモードに移行する(Enterキーで解除)。HaHモードではページ上のすべてのリンクに番号が割り振られ、その番号が各リンクの隅に表示される。この状態で番号を入力すると、対応するリンク先へ移動する。

 HaHのインストールは簡単だ。Firefox Add-Onsにあるインストール・ボタンを押すだけ。設定はFirefoxの[ツール]→[アドオン]→[Hit-a-Hint]→[設定]から行う。ここで数字の代わりに「asdfqwer」などの文字を割り当てておくと、テンキーがないノートパソコンなどでも文字キーを使って素早いブラウジングが可能になる。

 リンクに対応する数字を押す際、Shiftキーを押していると新しいウィンドウの中に、Ctrlキーを押していると新しいタブの中に、対応するリンク先を開く。

hitahint_thumb.png
Hit-a-Hint(クリックで拡大)

 実際に、HaHの動作を見てみよう。まず、Google画像で「cute puppy」を検索してほしい。その検索結果の画面で、マウスを使わずに、たとえば3行目の左から4番目の写真に移動してみよう。スペースバーを押しながら、その写真の隅にある番号を入力する。これでリンク先に直接移動するはずだ。HaHを使うと、このように手早く効率的に移動することができるのだ。The Worst Of The Webなど、多数のリンクを含むサイトでも同じ要領でサーフィン可能だ。

 スペースバーの機能を別のキーに割り当てるなど、HaHのキーバインディングを変更することもできる。Firefox Keyconfigエクステンションをインストールすればよい。このエクステンションは、Firefoxと一部のプラグインについて、デフォルト・キーバインディングを変更することができる。

 HaHが気に入ったなら、Surfkeysエクステンションも気に入るはずだ。これを使うと、ALTキーと「jklihynp」の各キーを使ってスクロールや「戻る」「進む」の操作、検索結果の画面では「次」または「前」への移動ができる。

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