松戸市教委、KNOPPIXと中古PCによる調べ学習用システムを導入

 千葉県松戸市教育委員会は、KNOPPIXと約1000台の中古PCを利用した調べ学習用システムを導入した。学校現場の利用状況を見ながら順次管轄の小中学校に展開する予定。同システムを構築したアルファシステムズ(本社:東京都渋谷区)が2007年6月6日発表した。

 松戸市教育情報センター内にサーバを設置し、各学校に置いた中古PCをシンクライアント端末として再利用する。アプリケーション稼動やデータ保存はサーバ側で行い、クライアント端末側では書き換えを一切行わない仕組み。

 同システムでは、CPU146MHz・メモリ32MBの低スペック中古PCを利用し、サポートが打ち切りとなったWindows 98の代わりにKNOPPIXをインストールした。FirefoxによるWeb閲覧と、Flashコンテンツの再生が可能。また、調べ学習用としてWebページのブックマークやscrapbook保存が可能。

 アルファシステムズは、6月7日~9日に東京・有明の東京ファッションタウンビルで開催される教育関連展示会「New Education Expo 2007」(同実行委員会主催)に出展。他の教育機関に対しても同様のシステムを提案していく。【鴨沢 浅葱/Infostand】

松戸市教育情報センター
http://www.matsudo.ed.jp/

アルファシステムズ
http://www.alpha.co.jp/