ChangeLog:Linux FoundationがLSBアップデートとテスト用ツールをリリース

 週末の復活祭には、ちょっとした贈り物がLinux開発者たちのもとに届いたことだろう。Linux Foundationが、Linux Standard Base(LSB)のアップデートと共に、テスト用ツールキットをリリースしたのだ。Linux開発者や独立系ソフトウェアベンダ(ISV)は、このツールキットを利用してソフトウェアがこのLSBに準拠しているかどうかを検証できる。

 月曜日(4月9日)発表のプレスリリースによると、Linux FoundationがLSB 3.1 Update 1を公開するという。このアップデートには、Linuxディストリビューションの同LSBへの準拠性を検証する際に、実際のテスト実施の必要性を軽減し、開発者によるテスト結果の解釈を容易にしてくれるテスト用フレームワークLSB Distribution Testkit(LSB DTK)が含まれている。また、Russian Academy of Sciencesと提携して開発されたWebベースのフロントエンドテスト用プロセスも用意されている。

 もともと、このテスト自動化ツールは、今年の後半に予定されているLSB 3.2のリリース向けに計画されていた。しかし、Linux Foundationは、このツールを早期にISVおよび各ディストリビューションの開発者に届けるために、前倒しでLSB 3.1 Update 1に組み入れたのだった。

 このディストリビューション用テストキットはLinux FoundationのWebサイトから入手でき、また、ライトウェイトなLSB Application TestkitもLinux Foundation DevelopersのWebサイトに用意されている。こちらのLSB Application Testkitは、ISVが各種アプリケーションのLSB準拠性の確認に利用するものだ。

 なお、Linux Foundationは、今年の初めにOpen Source Development Labs(OSDL)とFree Standards Groupの合併によって生まれた組織である。

NewsForge.com 原文