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CompizとBerylチームが統合を検討中

 CompizとBerylチームが現在、統合を検討中とのことだ。CompizのフォーラムおよびBerylのメーリングリストに投稿された記事によると、両陣営はLinuxデスクトップに“派手”な演出をもたらすウィンドウマネージャを一本化する上で、プロジェクトの統合作業をどのように進めて作業の共同化を行うかを話し合っているところだそうである。

 Berylは昨年Compizからフォーキングしたばかりだが、その母体となったのがQuinn Storm氏の管理するCompizのコミュニティブランチの1つであった。当時Storm氏は、両プロジェクトの目指す方向が異なるために執られたのが分離という措置であるが、両者は依然として友好な関係を維持していると語っていた。その言葉に偽りがなければ、今回両プロジェクトは共通の目的を探し当てたことになる。以下は、Compizのフォーラムに掲載された記事からの引用である。

 既にご存じの方も多いと思いますが、ここ数週間に渡りBerylコミュニティのメンバとの間で、プロジェクトの再統合に関する不定期的な話し合いがもたれているところです。話し合い自体は非公式な性質のものですが、両コミュニティの間では緊密な協力関係が築かれつつあります。

 私からCompizの再編案を提出したところ、Beryl側のQuinn Storm氏からもBerylに関する同様な再編案が提出されました。そしてBerylコミュニティとの話し合いを何度か行った結果、Compiz-ExtraおよびBerylは基本的に同一なプロジェクトであると言って差し支えなく、同じ(ないしは非常に類似した)コアや共通するプラグイン類を用いながら競争関係にあっただけで、目標とする内容も大部分が重なっているという結論に到達した次第です。そこで必然的に生じたのが「私たちは何の理由があって争っているのだろう」という疑問でした。

 現時点で積極的に検討しているのは再統合についての可能性です。フォーキングを生んだ原因となりその後プロジェクトを分断していた要因の多くは、現在では既に解決したか無関係化したと言っていいでしょう。これまでの話し合いで検討してきたのは、Compiz-ExtraとBerylコミュニティを新たな名称の下で統合したらどうかというものです。

 現在検討されている呼称としては“Coral”という名前が候補に挙がっている。Compiz自体は今後もコアパッケージの1つとして存続させ、プロジェクトにおける残りの開発リソースは「コアの動作に不可欠とはいえない機能を提供するプラグインその他のプログラム」に集中させたいとのことだ。

 なおBerylプロジェクトの今後についてであるが、Storm氏によると仮に統合の結果として“自由が失われる”事態に遭遇した場合にそなえ「再度フォーキングをする権利」を保持するとされている。

 とは言うもののStorm氏の説明するところでは、そうした懸念は大きなものではなく、意見を変更したのはユーザおよび開発者サイドから寄せられたコメントを検討した結果だとのことである。「将来的には、関係者全員にとって有益な方向に進むことを期待しています」

NewsForge.com 原文