アルファシステムズ、Linux向けDLNA機器開発キットを発売

 アルファシステムズ(本社:東京都渋谷区)は2007年3月6日、Linuxプラットフォームで、DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドライン対応機器を開発するための開発キット「alpha Media Link SDK」を発売した。複数のデバイスクラスに対応するSDKを1パッケージで提供し、さまざまな利用に応じて相互接続の確認などができる。

 DLNAガイドラインで規定するDMS(サーバ機能)、DMC(コントローラ機能)、DMR(再生機能)の各デバイスクラスを標準で提供する。従来のDLNA開発キットでは1デバイス単位で提供されるケースが多く、接続試験などの際には別途DLNA製品を購入しなければならなかった。

 また、デバイスクラスレベルでのソフトウェア部品のほか、その中で利用されるデコードやレンダリングなどサブシステム単位で実装可能なインタフェースを定めており、既存ソフトおよびハード資産を活用できる。さらにサンプルアプリケーションをバンドルして、プログラマーズガイドなどの解説書と合わせてAPIの使用方法を学習できる。

 研究開発用途のx86向けパッケージと、製品開発用途のx86/ARM向けパッケージの2種類を用意した。今後、DMP(DMCとDMRを合わせ持つプレーヤー機能)などの追加機能を順次リリースしてゆく予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

アルファシステムズ
http://www.alpha.co.jp/