ext2_bread関数アルゴリズム

ext2_bread関数は、ブロックの確保、ブロックに対応したバッファの確保、ブロック内容のバッファへの読み込みまでを行う。create指定がある場合、ファイルに対応するブロックがない場合、ファイル拡張を行う。

  ext2_bread(iノード、オフセット、createフラグ)
      オフセットに対応するブロックのバッファを獲得(ext2_getblk関数)
      if(ディレクトリの拡張があった && ディレクトリプリアロケーションモード) {
            さらに一つブロックを先行拡張する(ext2_getblk関数)
            スーパブロックに指定された数分だけブロックを先行拡張する(ext2_getblk関数)
      }
      if(バッファの内容が有効) return バッファ
      バッファへブロックデータを読み込む(ll_rw_block関数、wait_on_buffer関数)
      return バッファ

問題点など

  1. この処理は、ディレクトリ拡張時に複数ブロックまとめて確保して しまうことを意味している。必要がないときは ディレクトリプリアロケーション機能が動かないようにして おかねばならない。(現時点においてはmkfsではデフォルトでこの機能 をOFFに初期化しており, 指定する方法もないようだ)

(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST
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