グラフ作成ツール「gnuplot 4.6」がリリース

 フリーのグラフ作成ソフト「gnuplot」開発チームは3月8日、最新版となる「gnuplot 4.6」を公開した。プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 gnuplotは2次元/3次元でのプロットに対応するグラフ作成ツールで、開発は1986年にさかのぼる。当初は関数をインタラクティブに表示することを目的に開発されたが、Webスクリプティングなどの用途もサポートするという。科学技術計算ツールのプロットエンジンとしても利用されており、「Octave」などgnuplotを利用するソフトウェアも多い。Linux、OS/2、Windows、Mac OS X、VMWなど多くのOSをサポートする。

 gnuplot 4.6は、2010年3年にリリースされたgnuplot 4.4以来のメジャーリリースとなる。中括弧で設定した複数行のコードをサポートするシンタックス、smooth kdensityおよびsmooth cumulativeアルゴリズムなどが加わった。色や線幅などのカスタマイズや、プロットデータの静的なサマリを得られる新しいコマンドstatsの追加、UTF-8やSJISのサポート改善なども行われている。Windows版ではGUIやヘルプ、インストーラーなども改良されているとのこと。

 gnuplotはSourceForge.JPのダウンロードページからダウンロードできる。

gnuplot
http://www.gnuplot.info/

gnuplotのダウンロード
http://sourceforge.jp/projects/sfnet_gnuplot/