米Microsoft、IronPythonとIronRubyのライセンスをApache License 2に変更

 米Microsoftは同社のオープンソースプロジェクト「IronPython」および「IronRuby」について、ライセンスをApache License 2に変更した。これらのベースとしている動的言語環境「DLR(Dynamic Language Runtime)」もApache License 2で公開されている。

 IronPythonおよびIronRubyは.NET FrameworkおよびMonoで動作するPython実装およびRuby実装。また、DLRは.NET FrameworkのCLR(Common Language Runtime)上で動作する動的言語向けランタイム環境で、PythonやRubyのほか、LuaやJScriptなどの実装も進められている。

 これらのソフトウェアはこれまで、MicrosoftのオープンソースライセンスであるMicrosoft Permissive License(Ms-PL)で公開されていた。

 ライセンス変更は、米Novellに籍を置きMono Projectなどで知られるMiguel de Icaza氏が、7月17日付けのブログで報告した。IronPython、IronRuby、DLRはそれぞれのプロジェクトサイトより入手できる。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

IronPython
http://ironpython.codeplex.com/

IronRuby
http://ironruby.codeplex.com/

Dynamic Language Runtime
http://dlr.codeplex.com/license