「Vistaは失敗」とFSF、アンチVistaキャンペーンで勝利宣言

 フリーソフトウェアを推進する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)は1月7日(米国時間)、米Microsoftの「Windows Vista」に反対するBadVista.orgキャンペーンの勝利宣言を行った。「Vistaは失敗した」とFSFは述べている。

 同日、米Microsoftが次期OS「Windows 7」のパブリックベータ版を発表したことを受けてのもの。FSFでは、数回にわたる「Windows XP」の販売期限の延長、Windows 7ベータ版のリリースは、Vistaが失敗したことを実証するものだ、と述べている。

 FSFは2006年12月15日、Vistaに反対し、代替となるフリーソフトウェアを推進する目的でBadVista.orgを開始した。現在、同キャンペーンの登録活動者は7000人を上回っているという。

 今回の勝利宣言をもってBadVista.org活動は終了となり、Webサイトを閉鎖する。今後、フリーソフトウェアを安全に選択できる新しいキャンペーンを展開する計画という。

Free Software Foundation(FSF)
http://www.fsf.org