「Python 3.0」リリース

 スクリプト言語「Python」を開発するPython Software Foundationは12月3日、最新版「Python 3.0」を発表した。初の後方互換性がないバージョンとなる。Python 2系からのコンバージョンツール「2to3」も公開されている。

 最新版は、「Python 3000」「Py3k」などの名称で呼ばれてきたもので、運用環境に対応した正式版となる。

 大きな変更点は、Unicode文字列とバイト型を区別するなどUnicodeベースへの移行、print文をprint()と関数にしたこと、など。Foundationでは、ディクショナリや文字列の動作などビルトインのオブジェクトの動作が変更され、不要な機能を削除したが、言語は大きく変わっていないとしている。バージョン2との互換性がないため、既存コードの移植作業を助けるためにコンバージョンツールが用意されている。

 同FoundationのWebサイトよりソースコード、それにx86向けとAMD64向けのインストーラ、コンバージョンツールなどをダウンロードできる。

Python Software Foundation
http://www.python.org

「Python 3.0」ダウンロード
http://www.python.org/download/releases/3.0/