日本ビジュアルニューメリックス、Pythonから数値演算ライブラリを利用できるラッパー

 日本ビジュアルニューメリックス(本社:東京都千代田区)は2008年8月20日、スクリプト言語のPythonから、同社の数値計算ライブラリ製品「IMSL Cライブラリ」を簡単に利用できるPythonラッパー「PyIMSL」をリリースした。

 IMSL Cライブラリの全ての関数の呼び出しが可能で、開発者はPythonでアプリケーションを記述しながら、IMSL Cライブラリの数値計算・統計解析アルゴリズムを利用できる。Pythonで記述した数値アプリケーションをC/C++に書き換える場合も同じアルゴリズムを使えるため、プロトタイピングにも向くという。

 サポート契約を結ぶ顧客向けにCD-ROMを無償配布するほか、米国本社サイトからソースコードをダウンロード提供する。また、年内発売予定の「IMSL CライブラリV7.0」に標準添付する。

 数値解析機能は、教育・研究分野での利用のほか、BIなどビジネス用途でも需要が高まっており、顧客の要望を受けてPythonラッパーを開発した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日本ビジュアルニューメリックス
http://www.vnij.com/