アートワークに使えるOSS

 Linuxをインストールすると、たいていGIMPを始めとする画像編集ツールがひととおりインストールされる。ただし、ディストリビューションに標準添付されているソフトウェア以外にもアートワークの作成に使えるOSSは数多く存在する。そこでここではイラストレーションや画像編集に使えるソフトウェアに関する記事をまとめておくことにする。なお、動画や写真の編集ツールに関しては別記事(Linuxによるビデオ編集Linuxでデジタル写真を操る)でまとめているので、そちらを参照されたい。

子供も大人も楽しめるTuxpaint 2008年06月11日
 私の孫娘はヨチヨチ歩きができるようになる以前から、私の膝に腰掛ける形でコンピュータに接してきた。マウスに興味を持ちだしたのは生後数カ月の段階で、早くもその頃から画面上のカーソル操作をするようになっていたのである。そうした様子を笑いながら見ていた友人の1人は、「この子が3歳になったらカーネルのコンパイルをやらせるようになるんでしょ」と冷やかしていたものだった。今や3歳になった孫娘がカーネルのコンパイルに手を出すことはないが、その代わりに何時間も遊んでいるのがTuxpaintである。 [記事全文]

新機能を取り込んでいっそうの高みに達したInkscape 0.46 2008年04月21日
 各種のツール、エフェクト、フィルタの新規追加および、インタフェースと動作速度面での改善が果たされたオープンソース系ベクタグラフィックスエディタの Inkscape が、バージョン0.46として新たにリリースされた。 [記事全文]

Pencilで描くソフトウェア・アニメーション 2008年04月18日
 コンピューター・アニメーター諸氏へ。Blenderなどの3Dアニメーション・ツールを使っていて物足りなさを感じたことがあるなら、 Pencil を試してみよう。Pencilはすばらしい2Dアニメーションを描くことのできるオープンソースでクロスプラットフォームなアプリケーションだ。手描きアニメーション手法の再現を目指しているが、使いやすく高品質な作品を作ることができる。 [記事全文]

KolourPaint――オリジナルを越えたMicrosoft Paintクローンソフト 2008年03月31日
 すべてのWindowsには標準でMicrosoft Paintがインストールされるが、それと同様にKDE 3.3以降では KolourPaint がkdegraphicsの一部として同梱されている。ただしこの簡易的なラスタグラフィックスエディタはKDEのみならず、Xfce、GNOME、Fluxboxにても使用することができる。 [記事全文]

滑り出し好調なFlash作成ツールSalasaga 2008年03月27日
 以前からGNU/Linuxデスクトップに足りなかったものの1つが、Flashコンテンツを作成するエディタである。Flashファイルの閲覧であれば、Adobeのプロプライエタリなプレーヤやまだ不完全だがフリーのGnash player(翻訳記事)で間に合わせることができる。だがFlashの作成となると、OpenOffice.orgのDrawが持つ限られた機能を使ってFlash形式へのエクスポートを行うのが関の山だ。Flashの用途には他愛もないものが多いのでFlash作成機能の欠如は嘆くほどのことではないが、AdobeのFlash CS3 Professionalに匹敵するものが皆無なのも事実である。 Salasaga (最近まではFlame Projectと呼ばれていた)は、PC向けの教材やアニメーションをFlashで作成できるAdobe Captivateの機能を提供することにより、こうした不足を補おうとする取り組みだ。ただし、バージョンがまだ0.7.7ということもあって、機能の実現が優先されており、インタフェースの完成度は二の次になっている。 [記事全文]

Goghを使って創造的に描く 2007年11月30日
 Goghはペン入力デバイス向けに作られたとてもライトウェイトな描画プログラムだ。単純な造りだが、多くの機能と遊び心が盛り込まれている。 [記事全文]

漫画家やイラストレータのためのFOSS 2007年11月16日
 昨今、伝統的な出版社もデジタル画像を受け付ける傾向があり、そのような状況を受けて漫画家やイラストレータも作品の作成にFOSS(free and open source software)系のツールを利用する人が増えている。 [記事全文]